第2話 神秘的
イブキの意識を取り戻すと、辺りを見渡す
「此所は?」
「気が付かれましたか、魂のイブキさん、私は、死亡フラグ属性の死神です、
気軽にしーちゃんと読んで下さい」
「死神!じゃあ、オレは、天に召されて、此所は、死後の世界なのか?」
「一様合っていますけど、厳密には、違います、
此所は、転生の神殿です、本人が望む能力を3つまで、授けることが出来る神殿です」
死神のしーちゃんが、魂のイブキにそう告げると。
「可愛い美少女の死神さん、質問なんだけど、転生後の世界はどのような所なんですか?」
「ふぇ、かかか、可愛い美少女、私が、ありがとうございます!
初めて言われました~
ありがとうございます、あっ、転生後の世界ですよね、
安心して下さい、戦闘バトル等の危険性は、有りませんので安心して下さい、
又、転生後の世界では、農業に就いてもらいます、そこの世界では、
ギルドに所属することになります、強制的に加入しますが、特に入会金は,有りませんが、寄付が有ります、後のことは、転生後の世界で、私が、転生後の世界のことを言えるのはここまで、です」
「農業か、平和で良いな、そう言えば、俺の死因は一体?」
「魂のイブキさんの死因はですね、野生のツキノワグマによる、イブキさんの首への一撃で、即死です。」
死神のしーちゃんから、自身の死因を初めて知った。
「ツキノワグマか、最近良く住宅地まで出没していたなぁ~
それでか、納得したよ」
イブキは、生前、ニュースで野生のツキノワグマが住宅地まで出没して、人々を襲っていたニュースを視ていたが、他人事と思っていたのだった。
「それで、魂のイブキさん、スキルの方は如何いたしますか?」
「戦闘が無いなら、幸福度を最大が1つ目で
2つ目が、その世界の乗り物をいきなり乗り熟せる能力で
3つ目が、異性の好感度が上がり易い能力で、
この3つでお願いします。可愛い美少女のしーちゃん」
「ふぇ、そんな、可愛い美少女だなんて、正直ですね、魂のイブキさんは」
おだてられたしーちゃんは、まんざらでもない笑顔で転生者の希望スキル記入書へ記録していった。
「気分が良いので、特別にもう一つ何でも良いので持って行くことを許してあげます」
「本当に、何でも良いのか?」
「はい、本当に良いですよ」
しーちゃんは、ご機嫌が最高値の為、この後、自身に襲いかかる運命に、
この時は、まだ知らない、後悔する事を。
「設定も何でも良いのか、美少女のしーちゃん」
「はい、良いですよ、本当に何でも良いのですよ」
「じゃあ、可愛い美少女のしーちゃんが、転生後の世界では、
オレの妹として、一緒に転生後の世界に行くのは?」
「良いですよ、付添人は、私で、転生後の世界では、イブキさんの妹としていきると・・・・へっ?」
しーちゃんは、記入を終えると、目を疑った。
「あの魂のイブキさん、これは、一体どう言う理由ですか!
この申告用紙は、一度記入すると、例外なく変更出来ないのですよ、
死神の私も転生後の世界では、普通の人間として生きなきゃいけなくなるんですよ、事の重大が分かっていますか?取り消してくだ」
しーちゃんが最後の方まで言い終わらないうちに、
二人の足元に転生後の世界への魔法陣が浮かび上がり、
二人は、魔法陣の光に飲み込まれて、光が消えると魔法陣も消えた。
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