74話 川越の地酒
「これは川越と書かれておるではないか。それも見た事もない文字を使っておるではないか、筆ではなさそうだが?」
「はい活字といいます。四百年先の川越の地酒で鏡山と言う酒です。酒だけではなく川越の名産はさつま芋が有名で御座います」
「ふむふむ処で、この菓子のような物はなんじゃ」
「それはチョコレートと申しまして金平糖より甘い食べ物です」
「ほうほう、どれ食して見ようか」
忠利は嬉しそうに紙を開け取りして口に運ぶ。目の色が丸くなりニンマリとした。
「うむ実に甘くて美味い物じゃのう。気に入ったぞ。処でサツマイモとは? どのような芋じゃ」
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