#34 永松茂久著 『人は聞き方が9割』
WEB小説の闇感想ではないのですが、今、読了したので感想を書く。
私の側からするとパワーハラスメントと思われる事象が年1で発生したにあたり、自分にも奢りがあるに違いないと思って、戒めと確認のためにこの本を読んだ。
コミュニケーションの仕方。
聞き方は大事だと思う。
特に、私の場合は、職務上、数字等の客観的根拠に基づき論理的に決断していくことが多かったので、相手にもそれを求めがちなのですが、地方公務員にこれを求めすぎるのは酷だと思う。
業務であるにも関わらず、感覚と気持ちの問題を重視される方は多い。
だから、費用対効果が求められる業務についても、そういった方とも、うまくコミュニケーションはとる必要があるので、今一度、この期間中に、傾聴を学んだほうがいいと思いました。
多分、民間企業よりも、聞いてあげる必要があるようだ。彼らの中で仕事なのにお気持ちの問題が大きいようなので、余裕があればそうしたほうが物事が円滑に進む。
「表情」「頷き」「姿勢」「笑い」「感讃」を心がけると「魔法の傾聴」ができあがる。
私は、「頷き」「姿勢」「感賛」は心がけているつもりなのですが、「表情」と「笑い」は苦手だったので、今後足していこう、と思う。
特に表情については「眉間を開く」ように心がけたいと思った。
「眉間」が大事なのだそうです。
笑わないおばさんって怖いだろうから苦笑
できるだけ、自然な表情にしたいなぁと思います。
ただこの本の途中まで、「好かれる人になるための聞き方を学ぶ」という点に違和感がありました。
「別に好かれる人にはならなくていい」っていう。
人間関係は相対的なもので、相手によるので、「好かれる人になる」ってハードル高いし、そんな必要でもない。
「嫌われない」ってのが優先で、それも100%すべての人には無理だなーと思ってました。
……むしろ、嫌われといたほうがラクって人もあるじゃん?
で、最後から2つ目ぐらいのセクションで
「時間は有限なので大切な人から、安心を与えて話を聞いてあげてください」
と書いてたのでモヤッと感は晴れました。
いや、これ、ホント、大事。
24時間しかないし。
一番大事なのは自分なんだから、他人に割ける時間って短いはずなので……その貴重な時間をわりとどうでもいい、というか、むしろ、有害な方に割くってのはどうなの?と思うわけです。
だからこそ、時間のない中で、自分に興味を持ってくれる人ってのは大事でもあるんだけど。
後悔ないように時間は有効活用したほうがいい。
普通に明日死ぬかもしれないし。
もし、明日死ぬなら、24時間もないからなぁ。
自分と、本当に大事な人を大切にしたいものだなと思った。
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