#19 大手出版社が発行するにあたり、自主規制するのでは説

先日、遂に、このクソのような感想文が、私の代表作になってしまいました。

興味持ってくださる方がいらっしゃることに感謝申し上げるとともに、私的にはたいへん遺憾の意を表したいと思います。


普通に作品で評価されたいんだが。

書いてないから仕方なんですけど汗

…無理せずがんばります。




さて、今回はそもそも論。

大手出版社が発行するにあたり、多分、自主規制するであろう設定を選ぶ不思議について。


最近、仕事でも、絵コンテ社内公募して、素人さん(職員)とアイデアを詰める作業をしています。

で、数年前にカクヨムコン応募作品を読んでいたときのことを思い出したんですけど、


「現代もので『天皇』に触れるは無理なんじゃないかな」


と思ったりするんですよね。


コンテストで賞に選ぶとか。

書籍化するって、企業の責任のもと、一般生活者にお届けすることになるので、炎上商法を狙っていない限り、基本は企業として社会的責任の負える範疇の作品を出版すると思うんですよね。


「おもしろい!」ってアイデアだけでは選ぶはずないんです。

公序良俗に反しないことや、世間的に意見分かれすぎてて火中の栗を拾いに行くことになりそうな作品は採用するわけないと思うんですよね。


上にあげた『天皇』っワードも、異世界ファンタジーとか。

古の御代とかならまだいいと思うんですが、少なくとも昭和以降の現代ものだと、フィクションとして名前変わってても取り上げにくいんじゃないかと思います。


もちろん、個人のアイデアベースの表現なら、そういうのもありかなと思うんですが、企業が絡んでマネタイズするとなるとわりと厳しいんじゃないでしょうか。



……いや、普通にね。

今も絵コンテ見てると言いましたけど、素人さんだとおもしろいと思って、規制対象のアイデアが出てくるもんだなーと再認識したんですよね。

もちろん、公序良俗には反しているわけではなく、行政機関だからさらに若干規制を強めにするってのがあるんですけど。

いろんな方が見てくださるので、政教分離の観点とか。

あと、LGBTQ関連の表現とか。


民間企業の場合はそこまで気にしないと思いますが、あからさまにアカンやつは落とすだろうなと思ってます。

規制ギリギリを狙っていくとおもしろいものができやすいってのはあるんですが、小説を考える作業とともに、ギリギリを狙うバランス感を保つってなかなかエネルギーと才能が必要だと思うのでプロでも難しいんじゃないですかね。

無難な範囲でのおもしろさの追求から始めるといいんじゃないかと感じます。




最後にふと思ったんですけど。

「福沢諭吉」って出ないですよね、そういえば。

あれだけ大河ドラマで幕末やってても。


そういや、ずっと昔に、大学にお問い合わせしたところ、結論、触れないでおこうと思ったのを思い出した。

大学自体は問題ないんですけどねぇ……果てしないっすね。

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