#13 「異世界ファンタジー」あるあるの違和感

「異世界ファンタジー」を読んでいて前々から違和感があった。

どう表現していいのか分からなかったから書けなかったんですが、ようやく言語化できそうだから書いてみる。

全部で3点。


1つ目は、ステータス表示。

TRPGが好きな方が「小説書いてみよう」ってなるのかな?と思ってます。

敢えてゲームっぽいのがいいんだろうなと思ってるんですが、世の中、数値化できない能力って多いし。

「スキル」ってのも、言葉って記号なんでねぇ。

定義できないこともある。

定義がひっくり返ることもある。


小説?

小説でなくてもいいんですが、個人的には、文学の真髄ってのはある種、単語にできない人間らしさを、人物造形や物語の展開で見せていくものだと思ってるので、もったいないなと思っちゃうんですよね。


個人的にはそこを書いてほしいから、そもそも「ステータス」とか「スキル」ってので、経験積んだら上がりますっていう違和感はありますかね。


「絶対的なものがない不安定さ」っていうんですかね。

それを、「人間らしい」と言うんだと思ってるんですよね。

所謂、人文学っていう。


日本は古来から一神教じゃないんで、西洋とは感覚が異なるとは思うんですが、ダーウィンの進化論以降の絶対的存在になさってのは、重要なポイントだと感じます。




2つ目は、モンスターの種類少なくない?

ゴブリン、スライム、オークしか出てこないのって何?

しかも、私はTRPG分かるから理解できるけど、一般人は分からんですよね。

スライムって聞いて、鳥山明の描いたヤツ、思い浮かべる程度だと思うのだが。


もうちょっとこう、富士見のモンスター図鑑500ページぐらいあるヤツとかあるじゃん?

1回読め!と言いたい。




3点目は、ストーリー展開=その世界の設定説明問題。


「……知らんがな」


と思いながら読んでます。

もはや、設定自体が複雑すぎて、登場人物まで気が回らないから誰が誰かも分からなくて、謎が深まるばかりです。

何が楽しくて書いてるんですかね?

私にはその楽しさがまったく伝わってないので、3行程度で教えてほしい。


もしもこれが仕事の提案書なら投げ返したいレベル。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る