#06 襲い来る睡魔
「鬼の十則」がある時代の広告代理店で働いていたから長時間労働で身体を壊している。
好きなことをしていたので心は弱ってないんですが、ドクターストップがかかるまで、ほぼ寝なかったので、脳が覚醒し続けやすいようだ。
ちょいちょい興奮して考えが止まらなくなることはある。
今でもちょっとストレスがかかると寝にくくなるんだけど、最近、カクヨムを読みながら寝落ちする程度には、また落ち着いて来ているのかもしれない。
読んでて疲れたなと……
スマホを置いて、気がつくと午前3時前。
灯りはついたまま、猫がベッドの上で寝ている。
「未読あり」の作品ストック20話全部3桁話数の作品に目を通しているときのこと。
……すみません。
とにかく長いので
なんで、この人、この話書こうと思ったのかな?
ということに思いを馳せたくなることがしばしば。
単純に、自分が小説家になりたいから、自分がおもしろいと思う小説を書こうと思ったのか?
キャラクターが好きなのか?
世界観が好きなのか?
理由があまりよく分からない。
この世界観である理由。
この登場人物である理由。
このエピソードが入る理由。
個人的には、すべて理由がある方がいいと思う。
その理由は、所謂、コンセプトだと思うんだけど。
いや……この作品で、伝えたいことってなんですかね?
あるいは、この作品で、読者に感じてほしいことってなんですかね?
読後感、どう思ってほしいのか、とか。
そういったことを考えると、やっぱねぇ。
そんな話数必要なのかなとか。
この設定にする必要あるのかなと。
思っちゃうんですよね。
で、そういったことを、タイトルやカクヨムだとキャッチコピーとして端的に書きこみゃきゃいいと思ってます。
いや、スペースオペラなんだったら、その設定活かせと思ってしまうんですよね。
これ、別に異世界でもよかろう、と。
むしろ、違いを教えてほしい、とか。
商品であれ、会社であれ、地域であれ。
そのプロモーションを考えるとき、3C分析をして、USPはなんだろう?って考える。
3C分析は、市場・競合・自社の3つの分析のことです。
USPは「ユニーク・ストロング・ポイント」。
要するに、市場において、競合他社にない、自分の強みって何?って話を強調して、広告するわけです。
小説でいうと、読者にとって、他の作品にはない、あなたの作品の特長は?
そこ説明できて、強調しないと、まぁ。
この作品である必要って、他人にはあんまりないんですよね、多分。
いやぁ……
私個人ができてるかと問われると、できてないんですけど。
……逆に、そういった理由なしでは、私は書けないですね。
短編だと明らかに自分が表現したいメッセージというか。
価値観みたいなものは明確にあるタイプです。
書き終わって、最終話書いてて、泣いてることが多いです、自分でひくけど。
それがまた、説教くさくなるとよくないから、良し悪しあるとは思うんですが。
長編だと、最終話に至るまでに複数のテーマを盛り込んで、大まかな起承転結内に、必要なエピソードの起承転結を入れ子にしていこうと思うんだけど、辻褄を合わせるのが大変だし、脳のエネルギー使うなぁと。
ちょっと置いてたりしている。
例えば、今書きかけで停まってる『アルカマル戦記』なんてのも、「苦手だから恋愛エピソード入れよう!」と今そのパートに入ってるんだけど、なんせ、苦手だから書けないんです。
正直、もうこれまでどんな話を書いたか。
普通に登場人物の名前すら忘れてるんですが、「今、書くべき課題」ってのは頭の中に常にあって、ふとした時にいい感じのアイデアが出るかもしれない。
調子が良くなったら読み返したら、なんか思い浮かぶかもしれない。
自分語りになってしまいましたが、読んでる作品のウリとか。
設定などの必要性ってなんなんだろうなぁ、と思えてくると、高確率で睡魔に襲われるのかもって、最近気づきました。
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