7月7日

tomomi☺︎

第1話

彼はいつも堤防でギターを弾いていた。

私も少しだけ音楽をやっていたから知っているが、彼のギターはカナダ製のシーガルのアコースティックギターだった。


夕陽が海を照らし、キラキラとプリズムのように輝く。その海に溶け込むように儚く淡いギターの音色。私は今日もそんな彼のギターに少しだけ足を止める。

ある夏の一コマ。

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