第2話 転生したけど……
一旦気が遠くなって、また意識を取り戻すと、確かに、中世ヨーロッパ風の街の中だった!
わたしの新しい身体はひと回りくらい若返っており、かなりカワユかった。
27歳だったわたしは中学生くらい?
でも、なにかそこはかとなくメンヘラ臭のような地雷臭のようなものを感じる
気のせい?
スタイルも悪くない。
わたしは完全に別人になっていた。
小さくボロっちい家の中で鏡を見ていた。
そして、そんなわたしにべったりと甘えて来る可愛い男の子が!
色が白っ! 目鼻立ちがくっきりしてて、まつ毛長っ!
わたしもおそるおそる震える手で抱きしめ返した。
――生まれて初めて男の子に触れた!♡
遠くから見て愛でるだけだったもの。今はそれを確かな存在として感じてる!
わたしの腕の中に。
撫でまわして、感触を楽しんだり、ぎゅむっとしたり。
男の子の方は、わたしの胸をやたら揉んでくる。
違うよ、そこじゃない。わたしの感じるところはここよ♡ とばかりに男の子の手をとって、触らせた。
はあはあ。
男の子の股間を撫でていると、ムクムクなってゆくううう。
そのまま撫で続けると、次第に切なそうな顔になって呼吸を荒くした。
めっちゃキュンキュンする!♡ もうパンツ濡れてそう。
「キミはいくつ? なんていう名前なの?」
「え? 何言ってるの? ぼく11だけど忘れちゃったの? 名前はオーリィだけど」
「あ、こ、ごごめんね、わたしさっき頭ぶつけちゃってね」
「気をつけてよ、お姉ちゃん、そんなドジっ子だった?」
はあはあ。
今まで妄想してきた全てをぶつけて、二度と起き上がれぬよう、一滴残らずしゃぶり尽くしてくれるわ!♡
はあはあ。
はあはあ……。
いや待て待て──。
一線を越えてはならぬ。
……わたしのことを「お姉ちゃん」と呼んだこの憎らしいほど可愛い男の子……新しい身体を持ったわたしと、顔立ちがわりと似ていて……。
髪の色も今のわたしと同じピンク。
――おのれえええっ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます