極北の魔王 〜エリアマスターとして北方を統治する〜
南瓜の王冠
第1話 ちゅーとりある!
暗闇の中何か質問をされた。
《何になりたいか?》
そんな質問だった様に思う。さっき迄学校から帰ってベットの上で魔王モノの小説を読んでいたらか反射的に『魔王』と答えて…
…それからこの吹雪で閉ざされた廃墟と化した古城に居る。
如何しよう?
取り敢えず今の状況については結構分かっていると言うよりなんか分かった。
自分が転生した理由はこの北方領域のエリアマスターをする為らしい。
そして脳裏に刻まれたエリアマスターとしての知識から見てこの北方領域は…殆ど終わっていた。
と言うか終わっていなければ新しいエリアマスターなんて要らない。普通はリスポーンするのだ。
逆に言うならば其れすらも不可能な状況に追い詰められていた見たいだが、そちらに足しては殆ど対処が終わっている見たいなのが唯一の安心材料だろう。
次に判明したのは自分の力…魔法。
この世界の魔法は前世で言うスキルみたいな役割をしている。魔物側は魔法を人類は
さて此処で問題がある。
まず第一にこの世界に魔王と言う概念が存在しない事。
結果として自分の知識や認識から『魔王』たり得る魔法が新たに創造されたらしく…正直言って極めて強力なのだが…
次に種族が人類種の一つ『ヒュム』である事。『魔王』として魔法にコストの殆どが注ぎ込まれたらしく普通はありえない事にコストとして極めて安い『ヒュム』に成ったらしい。
『ヒュム』に関しては普通の人間とでも思っていれば大体合ってる。
一応クラスも所持していた。
と言っても下級職だが。
さて自分の魔法だがまず一つ目が《
基本的な効果は魔力上限自動回復とでも思っていてほしい。
次に《
最後に《
さて、そろそろ自分の命綱的アレである、《
まず前提知識だがこの世界は前世で言うレベルと魔力が同一の役割を果たしている。
魔力は魔力の器的なアレに溜まるのだがこの器は幾つかの方法、戦いを筆頭として食事とかで上がる。
それで魔物は自然に繁殖する以外に魔力が溜まったりする事で(自分みたいに)発生するのだが眷属として自分の魔力の器を消費する事でも生成できるのだ。因みに魔物を問わず子供を作ったりするとその分魔力の器は子供に分けられて減少する。
さて此処で《
一つ残念な事があるとすれば任意の魔物を生成するには《
ここまで聞くとでも今情報一つもないじゃんと思うかもしれないがエリアマスターとしての初期知識で何種類かの魔物の知識があるので問題ない。
と言う事で最初に作る個体のベースはこいつ。
________________________
______________________
【
魔力:1〜10/1〜10
魔法:《
▼
弾力質のゲル状生命体。
水色で冷んやりしている最弱魔物筆頭。
派生種や上位種の種類が多い。
________________________
______________________
はい、みんな大好きスライム君です。
てっ事で折角なので最初は限界まで…99使っちゃいましょう。構成も既に思い浮かんでます。
「…出来たのがこちら」
「pigyuaaaaa!」
________________________
______________________
【
魔力:99/99
魔法:《
《
▼
弾力質のゲル状生命体。
斜めに被った王冠がチャームポイントなスライムの王様。
衝撃を吸収し蓄積し排出する物理殺しであり、
構成する粘液を様々な性質に変化させ、
ありとあらゆる状況に対応するスライムの最上位種。
________________________
______________________
見た目はアレだ、某国民的RPGのバブルなキングの色を水色にして口を大きくして目を消せば大体この世界のスライムキングになる。
鳴き声は意外と甲高い。感触や体温は《
「…名前は…
安直だけど別にいいや。
魔力回復するまで寝るか、ハー君おやすみ〜。
============================================================================
▼メモ
この世界に於いて指揮系最上位の魔法である《君臨》はエリアマスターしか保有していない。
と言うか【
何故魔王種なのかと言うととある
天然で生まれる事は絶対にない。
エリアマスター一歩手前の
余談だけど主人公はエリアマスタークラスの個体を量産できる代わりに本人の戦闘能力は歴代の全エリアマスター中最弱だったりする。
但し《君臨》込みだと割と強い。飽くまで割と。
極北の魔王 〜エリアマスターとして北方を統治する〜 南瓜の王冠 @pumpkinthecrown
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。極北の魔王 〜エリアマスターとして北方を統治する〜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます