魔法プログラミングする作品はいくつか読みましたが、MR装置を介して魔法陣へ変換する部分はこの作品にお話的な説得力を持たせていると思います。文章から想像するビジュアル的にも、魔方陣を変換してプログラム文にする所、またそこから魔方陣へ変換するところを想像すると楽しい気分になります。主人公の落ち着いた人柄も良いですよね、周りにも善良な人が多いし、楽しく作品を読み進められます。
一つ一つのお話がよく練られていて、毎日の更新がとても待ち遠しく感じている作品です。主人公の周辺のみんなが暖かいので、それも魅力的です。主人公の周辺を詳しく書いていると、なかなかお話が進まないと感じる作品もあるのですが、テーマである「天才プログラマー」の主人公がきっちり活躍していて楽しいです。異世界ファンタジーですが、作者さんの根底にある科学的な考え方が感じられて、それも魅力になっています。ぜひ、たくさんの皆さんに読まれることを願ってます。