嘘が招いた私の幸運
@fumiya1021
先輩!好きです!
私は綾瀬美優。高校2年生。
1つ歳上の栗原空李先輩から妹の様に可愛がって貰っている。いつも気にかけてくれて勉強が出来ない私に良く勉強を教えてくれる。その内先輩の事を好きになった。栗原先輩は最初綾瀬って呼んでたけど、いつしか美優と呼ぶ様になったていた。美優って呼ばれるのが嬉しくて名前を呼ばれる度にニヤけてしまう。私も先輩の事を空李先輩って呼びたいけど、恥ずかしくて呼べない。向こうは私に恋愛感情はない。もう少しで卒業してしまう先輩に告白しようか悩んでいる。うじうじしている間に誰かにとられてしまうかも…!
「栗原先輩の事が好きです!付き合って下さい!」嘘…先を越された…
土日明けの月曜日。私は昼休みに親友の京花が体育館裏で栗原先輩と話しているのを見てしまった。遠くて声は聞こえないけど、恐らく告白だろう。栗原先輩は私が見ている事に気付いた。何かを京花に伝えている。京花は美人で賢くて性格が良いから私は勝手に栗原先輩はOKしたんだと決め付け涙目になりながら2人に背を向けて走り去った。
「美優!」背中越しに栗原先輩の声が聞こえたけど、そのまま校舎へ入った。
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