人と妖が共に生きている真朱国というところが舞台のお話です。
明るく元気なヒロインと、なにやら秘密のありそうなヒーロー。
ほっこりした日常の中にもハラハラした事件が発生したり、ドキドキするような二人のやり取りがあったり、最後までずっと飽きずに読めるストーリーです!
特に終盤、ヒーローの過去が明らかになってからは、怒涛の展開でした。
ヒーローはやっぱり強い!そして優しい!
関西弁なのですが、スッと頭に入ってきて、柔らかな声色で脳内再生されるんです。
ヒロインもとても素直で、折れない心の持ち主。
読後は幸せとスッキリ感で満たされました。
たくさんの方に読んでいただきたい作品です!
人と妖が共に生きている真朱国。日本の江戸時代を彷彿とさせる和風の世界が舞台です。小夜のピンチを救ってくれた男性、一徹は、小夜の父親によって小夜の用心棒として雇われます。小夜の日常に賑やかさが加わって間もなく、近所で血なまぐさい事件が発生。それは一徹と無縁ではなく……?
これは小夜と一徹のラブストーリーであると同時に、重い過去を持つ一徹が過去にケリをつけ未来に向かって歩き出すまでの物語でもあります。
この、一徹、関西弁ヒーローなんです!
めちゃくちゃ強い上に、とってもかっこいい! そして関西弁!
癖の強い脇役もたくさん出てきて物語に深みを与えています。
和風の世界を舞台にした、美しい物語です。
どうぞご一読ください。