ひきこもりのゴーレムマスター

第2話

　目の前に現れたゴーレムは木製で大きさが120センチな為、子供のマネキンの様だ。

　「これが、ゴーレム？」

　落胆の気持ちが俺の胸中に湧き上がって来るが、まだこのゴーレムの能力も分からない。だから、それを調べる事から始めた。

　ついでに次元空間の祝福の効果もゴーレムマスターの効果と一緒に調べて行った。

ゴーレムマスター

｜—　保有コア

｜—　保有可能ゴーレム

｜—　操作可能ゴーレム数

｜—　コア建造

｜—　ゴーレム建造

｜—　武装建造

｜—　素材生成　

コア強化

｜—　自動操作

｜—　操作能力

｜—　出力強化

｜—　学習効率強化

ゴーレム強化

｜—　能力強化（力）

｜—　能力強化（耐久）

｜—　能力強化（速さ）

｜—　能力強化（器用）

武装強化

｜—　性能上昇

｜—　特殊な効果上昇

ゴーレムマスター

保有コア

ゴーレムのコアの保有、保有可能数増加、修復が行なえる。　保有可能数増加、修復はポイントの消費で行なえる

保有可能ゴーレム

ゴーレムボディの保有、保有可能数増加、修復を行なえる。　保有可能数増加、修復はポイントの消費で行なえる

操作可能ゴーレム数

取り出したゴーレムの操作可能な数。　操作可能ゴーレム数はポイントを消費して増やせる。

コア建造

ポイントを消費してコアを建造する。

ゴーレム建造

ポイントを消費して○○型を建造する。　ゴーレムを素材とポイントを消費して建造を行なう。　

武装建造

ポイントを消費して○○型を建造する。　ゴーレムが使用する武装を素材とポイントを消費して建造を行なう。

素材生成　

ポイントか魔力のある物質を消費して、ゴーレムや武装を建造するのに必要な素材を生成する。　生成素材を登録可能。

コア強化

自動操作

ポイントを消費してコアがゴーレムを自動操作することが可能になる。

操作能力

ゴーレムの操作性をポイントを消費して上昇させる。

出力強化

コアの出力をポイントを消費して上昇させる。

学習効率強化

コアの学習効率をポイントを消費して上昇させる。

ゴーレム強化

能力強化（力）

ゴーレムの力に関係する能力をポイントを消費して上昇させる。

能力強化（耐久）

ゴーレムの耐久に関係する能力をポイントを消費して上昇させる。

能力強化（速さ）

ゴーレムの速さに関係する能力をポイントを消費して上昇させる。

能力強化（器用）

ゴーレムの器用に関係する能力をポイントを消費して上昇させる。

武装強化

性能上昇

武装の性能をポイントを消費して上昇させる。

特殊な効果上昇

武装が持つ特殊な効果をポイントを消費して上昇させる。

現在建造・生成可能な物

ゴーレム

｜—　ドール型（小）

武装

なし

素材

｜—　木材

次元空間

｜—　保有空間

｜—　空間出入り口

｜—　空間拡張

｜—　空間設定

｜—　空間設備

次元空間

保有空間

次元空間の保有、保有可能数増加　保有している空間の数をポイントを消費して増やせる。

空間出入り口

次元空間の出入り口の位置を登録する。　出入り口の登録数をポイントを消費して増やせる。

空間拡張

保有する次元空間の拡張をポイントを消費して行なえる。

空間設定

保有する次元空間内の設定をポイントを消費して行なえる。

空間設備

保有する次元空間内に様々な設備をポイントを消費して行なえる。

保有コア

01

｜—　操作（自動操作オフ）

｜—　操作能力レベル1

｜—　最大出力レベル1

｜—　学習効率レベル1

保有ゴーレム

ドール型（小、木材）

｜—　能力（力）レベル1

｜—　能力（耐久）レベル1

｜—　能力（速さ）レベル1

｜—　能力（器用）レベル1

保有空間

空間1

高さ二メートル　四畳半

出入り口　一つ

　大体の情報を調べ終わると、いよいよ前に立っている01ドール型ゴーレムの操作を与えられた知識を頼って行なってみた。

　「うーん……動きがぎこちないな。01コアの操作能力のレベルが1だからか、それともドール型ゴーレムの器用がレベルが1だからなのか……分からないけど、これなら01ドール型ゴーレムを操作して、次元空間の外でも活動することが可能だな！」

　それでもまだまだ01ドール型ゴーレムを動かすのが難しい為、練習が必要だと感じる。

　その為、俺は01ドール型ゴーレムを操作して次元空間の中から外へ送って、家の中にある物の中で必要な物を持って来ようと動かす事に決めた。

　「でも、その前に次元空間の外でも活動するのが可能なのかを調べないとな。出入り口は最初の一回目は自動で登録してくれているんだな、便利だ。」

　次元空間と元の世界を繋げる出入り口を開いていくと、出来上がった出入り口の向こうは俺が暮らしている部屋に繋がっている。

　01ドール型ゴーレムを次元空間の出入り口へと向かわせて、出入り口を01ドール型ゴーレムが潜り抜けた。

　「ここまでは操作する事が出来るか……なら、この出入り口を閉じた時に操作する事は出来るか？」

　次元空間の出入り口を閉じると、次元空間の外に出た01ドール型ゴーレムの姿が見えなくなった。

　「うーん……これって操作する事が出来てるのか？手応えはあるんだけど……。」

　01ドール型ゴーレムを動かしている感覚はあるのだが、それを確認する術がなく、次元空間が閉じていても操作可能なのかは分からない。

　「次元空間の中から外を見る事が出来れば、この問題が解決するんだけどな。少し空間設備を確かめて見るか！」

　そうして次元空間の外を確かめる方法がないかと調べて行くと、空間設備の中にそれらしき設備を発見した。それがこれだ。

空間設備

次元空間出入り口監視視点

次元空間出入り口を監視する視点を作り出す。視点は俯瞰視点

　この次元空間出入り口監視視点をポイントを消費して手に入れれば、次元空間の出入り口の付近ならゴーレムの操作も可能になるだろう。

　それに確かめて居ないけど、01ドール型ゴーレムに次元空間の出入り口を登録する事も可能な気がし、それが可能ならもっと色々な事が可能になる。

　そして、次元空間の祝福を使用して次元空間の中に居るからか、それとも最初からポイントが少しはあったからか、次元空間出入り口監視視点を購入する事は可能だ。

　それに次元空間の出入り口登録も一つだけなら登録する事も可能な為、これもポイントを消費して一つ増やす事にした。

　これで次元空間の保有していたポイントはほとんど無くなってしまったが、ゴーレムマスターのポイントはまだあり、このポイントを使って01コアの自動操作を可能にする。

　01コアがこれで自動的にゴーレムボディを操作して動かす事が出来る様になったが、それを確かめる前に次元空間の登録している部屋の出入り口を開いた。