転生させてやると言われたらそのままの姿で転移されてしまった上チートを貰ったにもかかわらずイキるだけでなんのヒロイックムーブも出来ず埋もれてゆくだけの悲しいおやじの物語
プリオケ爺
神様土下座
「この度はまことに申し訳ございませんでした」
神様が土下座している。
なんでも寿命の管理ミスで死ぬはずでない時に突然死してしまったらしい。
こりゃアレだろ、異世界転生てやつ?
「おいおいこまるなあ!どーしてくれんのよ実際」
にやけてしまうカオを胡麻化しつつクドクドと文句を言う。
この後チートとかいう超強力な能力をもらって金髪白人イケメンに生まれ変わりソイツの勝ち組人生すべて乗っ取る素晴らしい展開が約束されてるとかオレにもとうとう運が向いてきた。
「あ、ちょうスゴイ力は上げますがそのままの姿で再構築しますので・・・転移や召喚といった形に近い転生なります」
「は?フザけんなじじい!ハゲチビデブの五十路ニートのままナニを無双しろっつーんだよ!?」
「剣と魔法の世界で心置きなく第二の人生を謳歌してほしい。あ、チートの他肉体も20歳前後くらいまで若返らせますので安心してください。それでは行ってられませ」
「おいっ!ちょ・・・」
おれは死んだ。
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