心の奥
千恵花
心の奥
わたしの手に
感じる筈の温もりと力強さが
見当たらなくて
あるのは空っぽの手のひら
足元で囁く
紅いもみじの葉っぱを
指先で拾えば
綺麗だと一緒に笑うはずの
わたしの隣も空っぽ
何も変わらない日常に
空っぽの寂しさが
じわじわ滲んで
沈む夕日の後の
暗闇のような気持ちになる
そんな時
心の奥
愛しい人の
大好きな笑顔や
あの時聞いた優しい声を思い浮かべてみる
顔を手を笑顔を温もりを
その全てを思い出してみる
心の奥
大切な人がいる
ずっとずっといてほしい
大切な人がいる
だから
支えられて
頑張ることができて
どんな時もあなたのように
誰かのために
誰かの力に
そんなわたしになれたらいいな
そう
思っているの
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