【毎日更新。七月末までストックあり】冥刀抜錨トリニティGEAR
亜亜亜 無常也
序ノ章 ~プロローグ~
Ⅰ「帰還と説明と大ピンチ」
【前書】
(・▽・)<皆さん、お久しぶりです。
(・▽・)<お待ちかねの連載です♪
(#ー#)<……待ってる人いたのか?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
●○
「もう行くの?」
「そう。では、一つどうぞ」
「え? 持っている?」
「
「だから持って行くと良い」
「……うん? もう決めたの?」
「ではあちらに。ではご機嫌y」
「え、は?」
★☆★☆★
ある時、空間に穴が開き、そこから怪物が出て来た。ソレには近代兵器が一切通用せず、人々は逃げ惑うしかなかった。
だが、そこへ現れた人々は、不思議な術技を使って怪物をあっという間に倒してしまった。このような事態が、世界の各地で起こり、そこから世界は変わった。
実は、昔からこういうモノは存在していた。
怪物は魔物、妖怪、怨霊などと呼ばれ、術技や超常能力を振るう人達は退魔士、陰陽師、魔法使いなどと呼ばれていた。彼らは、こういう物に対処するだけでなく、穴に繋がっている異空間や、変貌した特殊な領域の探索もおこなっていた。
今までは、表の世界に出て来ないように対処していたのだが、SNSの発達や、規模の拡大、犠牲者の増加などの原因により、遂に公表と相なった。当初は混乱の坩堝だったが、徐々に受けいれられていき、技術革新も起こった。文明レベルが進んだのは何と言う皮肉。
そして今では――
異空間や特殊な領域を<ダンジョン>
怪物全般を<モンスター>
上記関連の物品を<オブジェクト>
それを元に作った武器・道具を<アーティファクト>
超常能力を持つ人を<プレイヤー>
彼らが持つ術技・能力を<スキル>
と、呼称するようになった。……これ以外にも用語はあるが、それはいずれ。
そして、<プレイヤー>の養成を目的とした学校が作られた。
最初は高校が一つ。だが、足りないので増やした事により、現在は都道府県に六つ(中学が一つ、高校が五つ)存在している。その内の一つ、≪東京都立天ノ角高校≫に入学した生徒の一人が本作の主人公である。
△▲△
高校の新学期が始まり、授業が始まった週の休日。場所は≪天ノ角高校≫から徒歩数分圏内の土地にある廃バス。DIYされ住居となったその内部に一人の少年がいた。
「……どうしよう」
独り言が漏れる。
灰色の長髪、中世的な顔立ち、百六十程の背丈のせいで女の子にも見える少年。名前を『サクヅキ=オウカ』と言い、色々と過去アリ訳アリの少年である。彼はベッドに寝そべり考え事をしていた。
この春、念願が叶って≪東京都立天ノ角高校≫に入学出来たのだが、いきなり退学の危機に陥っていた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【後書】
(・▽・)<ストックがあるので連続投稿します♪
(・▽・)<次は……何時間後?
(#ー#)<知るか馬鹿!
(㈩*㈩)<三時間置きに更新されるそう。
(・▽・)(#ー#)<何か出た!?
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