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第2話 『    』」への応援コメント


  • 編集済

     まず学校に掲示されている写真にキスをするという行為が、凄まじく背徳的で、犯罪級に心が鳴るものでした。そして吊り橋効果同様、それがやがて紗枝が抱く恋の気持ちへと変わっていく、暴力的なまでに読者のこころを動かす作品であったように思います。
     また『 』を使い、言えない気持ちを表現するという、新しい表現技法に挑戦してる点も面白かったです。リフレインのように、最後のオチにまで効いてきて、魅力的な手法であったと感じます。
     内容については異性愛の難しさを、シンプルにまた鋭く描けていたように思いました。本当に誰もわるくないのに、こうして厳しい歪が生まれてしまうことが、現実世界には起きますよね。心優しい紗枝が、自身の恋を諦め、その大きな感情の逃げ道として、写真にキスをする。その繰り返しが、とても人間らしく、かわいらしく映りました。
     叶わない想いは呪いになることもあるでしょうが、いつかそれが解けた頃に、紗枝には新しい恋をして、強く生きて欲しいと感じました。
     素敵な作品をありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    作品に施した様々な工夫に気付いてくださりとても嬉しいです。

    紗枝の心に絡みついた呪いのような想いは、いつかは解ける、または薄まるものでしょう。本当に、また新たな恋をして心の底から笑っていてほしいですね。

    こちらこそ、素敵な感想をありがとうございました。



  • 秘めている想いが溢れないように、あるいは零れた結果として、何か特別な行為を一人きりでひっそりしてしまう百合。素敵でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    絶対に溢れてはいけない気持ちだったから、彼女の虚像にだけ思いを伝えたのですね。

    気に入ってもらえてよかったです。

  • 言葉の選び方が秀逸だからでしょうか、
    このお年頃の女子の気持ちがみずみずしく表現されているのが素敵です。
    私も見習いたいと思います……!
    ありがとうございました!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    言葉選びにはすごく気を遣ったので、褒めていただいて光栄です!

    今回は自分と年が近い女の子をモデルにしたので、気持ちをより鮮明に描くことができたのかもしれませんね。

    こちらこそありがとうございました!

  • この度は企画ご参加頂きありがとうございます。

    百合を普段書かせていただいてる身からすれば、待っていました! と、思ってしまいました。

    そして、誰にでも優しい花梨に恋をしてしまいました。

    紗枝に感情移入して、花梨との叶わぬ恋に幕を閉じ、山田君と花梨の交際をこっそり買った写真にキスをして過ごそうと思います。

    また機会があればよろしくお願いします。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    紗枝と同じ目線で物語を辿ってくださったのですね。

    少し歪な恋でしたが、写真にキスをするうちに辛い経験を乗り越えられられるよう祈るばかりです。

    こちらこそまたよろしくお願いします。

  • とても読みやすい作品を読ませて下さり、ありがとうございます。

    もし時間がありましたら、私が書いた小説を読んでくださればうれしいです。

    これからもがんばってください。
     

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    嬉しいお言葉です。

    宗谷ソヤナーさんの小説も読ませていただきますね。

  • 望みがないと分かっていても、それで気持ちが切り替わる訳ではありませんね。
    いつか、次は上手くいって欲しいと思いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    そうですね。人の気持ちとはままならないものです。

    彼女の幸せを願います。