第3話

「分かった。転生するよ。」


「本当か?」


「自分が言い出したんでしょうに」


「心底嫌ってる幼馴染みがいるんだぞ?いやがるて思ってたよ」


「あいつがいようがいまいが関係ない。っていうか、会って殴らなきゃ気がすまない」


もとはといえばあいつのせいなんだし。あの馬鹿が私を捲き込まなければこんなことにはならなかったんだから。徹底的に叩き潰す。


「…なんか物騒なこと考えてるな………取り敢えず転生は時間ずらして赤ん坊からな」


「まて、何で赤ん坊から?」


私の問いにレジリオは、一瞬言葉をつまらせた。それを不思議に思っていると、苦虫を噛み潰したような顔でゆっくりと話し出した。


「お前は本来、幸せな人生を送るはずだったんだが、これからお前が行く世界の世界神が、本来干渉してはいけないお前の生きていた世界に干渉しやがった影響で普通の幸せすら掴めなくなったんだ。俺はそれに気づくのが遅れて止めることができなかった。だからせめてもの償いに、お前に家族に愛される幸せを与えてやろうと思ったんだ。すまなかった。」


そう言ってレジリオは深く頭を下げた。


「レジリオが謝ることじゃないでしょ。ありがとう」


「麗氷…」


「それで?その世界神は、今どうしてるのかな?(⌒‐⌒)」


「おい。笑顔が黒いぞ(-_-;)」



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