第2話 私の縄文人体験

① 夢で見た景色とそっくり同じものを、三内丸山古墳(縄文遺跡)で見た

  2017年にドイツで見た白日夢は、夢を見た数ヶ月後、偶然たどり着いた青森の三内丸山古墳(1万年前)での景色でした。しかも、同じ青森で今度は深夜、夢のような体験をしました。幽霊とかお化けといった「恐怖」ではなく、キャハハという楽しい気持ちになった。これが私の「縄文人自覚」の始まりです。


② 大学日本拳法時代にかいた「身体と魂の汗」によって、雑種の血が排出された

  死ぬか生きるかという、ギリギリのところに毎日のように身を置くことで、真の自分に目覚めた。「目覚めた」と気がついたのは、大学卒業後40年目でしたが。「ジョジョの奇妙な冒険」で、康一君やトリシュという女性が、死を背にした切羽詰まったギリギリの状況でスタンド(隠れていた特殊能力)が発現しました(漫画だろ、なんて言わないで頂きたい)。私の場合、スタンド(超能力)ではなく、隠れていた「縄文人の本性」が40年前の死ぬか生きるかという極限状態の中で芽生えたのです。「縄文人」なんていう言葉はその時思い浮かびませんでしたが、あとになって「ああ、あれがそうか。」と気づくことはあるものです。


③ 死に物狂いになる

大学卒業後の5年間、狂ったように仕事に没入しました。高校時代までは、格好をつける、体裁を気にする、という部分があったのですが、それが全く無くなり「坂の上の雲を見つめてただひたすら坂を上る」ように、がむしゃらに生きるという、それ以前の私には全く考えられないほどの狂人ぶりでした。私が思うには、在来種日本人というのは狂がつくくらい物事にのめり込む資質・性質がある。(彼は天才でしたが)葛飾北斎のように。


④ 縄文人の魂を励起してくれる作家(書籍)との出会い

多くの作家の小説や随筆によって、縄文人の血がインスパイア(鼓舞)されましたが、なんといっても芥川龍之介の多くの作品は、私の縄文人魂を、外来種の血からdistinguish(区別・明確化)してくれました。


◎ 「芥川龍之介全集」筑摩書房他にも◎「1万年の旅路」ポーラ・アンダーウッド アメリカン・インディアンの口承文学ですが、縄文時代に彼らと私たちは接触していたのです。◎「いじわるばあさん」長谷川町子(1920~1992) → これこそ縄文人のユーモア!


⑤ いま現実に、在来種・純粋日本人、縄文人を「思い出させてくれる」人との出会い


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