隠遁賢者のエロ教師ライフ!~愛弟子の才能【おっぱい】を見逃さない、ちょっとエッチな魔法の授業~
🎩鮎咲亜沙
001 隠遁賢者は、理想のおっぱいと出会った!
「賢者ジークよ! そなたをこの王立魔法学校の教職を解き、追放する!」
そう俺の前で喚くのは、この魔法学校の学長のクソジジイだった。
しょせんはただの老害でしかない。
しかし今はまだ俺の進退の権を握っている権力者だ、忌々しい。
「そうか、じゃあ辞めるよ」
俺はとくに未練もなく、この魔法学校を後にしたのだった。
俺の名はジーク。
いわゆる賢者というやつだ。
この世のあらゆる魔法に精通する天才だ。
だがしかし魔法適正というこの世界の理には逆らえない。
俺は全属性そつなくこなせるが、やはり得意魔法はあった。
それが『陰魔法』である。
俺に言わせればなかなか役に立つ便利魔法なんだが、世間の評判はあまりよろしくない。
ようするに『卑怯で卑劣な悪役の魔法』というイメージがこの世界に根付いているからだ。
この俺は元々庶民の出身で冒険者稼業で生計を立てていたのだがある日、この国の姫様を乗せた馬車が盗賊に襲われているのを助けて、その褒美にこの王国の魔法学校の学生に学費免除で入学できたのだ!
正直、俺なんかには過ぎた褒美だった。
だが俺はその境遇を最大限に生かして必死で努力して才能を磨いた。
その結果が全属性対応可能な万能賢者という訳だ!
とうぜん魔法学校も俺のような人材を手放すのが惜しい。
なので卒業後はそのまま魔法学校の教職に就き、安定高収入の職業にありついたのだった!
まあ1年しか持たなかったけどな⋯⋯。
俺はさっきも言った通り『陰魔法』の適正者だ。
つまり俺の仕事は学生達の陰魔法対策だったわけである。
べつにそれは構わない。
俺はその役目を全うする覚悟だった。
それをクソ校長共は⋯⋯。
俺のやり方、実力が気に入らないからと不当に追い出しやがった!
もう許さん!
⋯⋯と、こうして俺は故郷の山に戻ることにしたのである。
わずかな期間の教師生活だったがその給料だけは破格だったからな。
物価が死ぬほど高い都会ならいざしらず、辺境なら10年は引きこもれるだろう。
そう思い俺は故郷に戻ったのだった。
俺が故郷に戻ってもう5年が過ぎた⋯⋯。
今の俺は山奥でスローライフを満喫していた。
ここは良い、全てが自由で何のストレスもない!
それに意外と安くて買ったこの山はなんでも手に入る。
金などここ数年はほとんど使っていないな。
もうこの時の俺は完全に教師の道も冒険者に戻る事も未練は無かったのである。
この自由気ままな生活だけが人生のすべてだった。
⋯⋯まあ一つだけ不満があるとすればそれは⋯⋯女が居ない事くらいか。
こう見えても俺はまだまだヤリたい盛りの男だしな⋯⋯。
でも結婚なんかご免だ!
女と結婚してこの自由を手放すなんてありえない!
もちろん俺に都合のいい女なら大歓迎だが⋯⋯この国はそういった性奴隷は禁止だしな。
こうして俺はわずかな不満だけを胸に、この悠々自適な生活を続けるつもり⋯⋯だった。
それが変わったのは突然の事だった。
俺がいつものように庭の畑を見ていると遠くから小さな人影が近づいてきた。
「なんだ、人か?」
この山には野生のゴブリンとかも出没する。
まあ家の近くには俺が結界を張っているから来るはずないのだが、万が一もあるしな。
そう思い俺は遠視の魔法で見ると⋯⋯
それはボロいフード付きマントを羽織った女のようだった。
「女か⋯⋯」
昔の俺は女が好きでモテたいと思った時期もあったが、王都での暮らしですっかり俺はスレてしまった。
金が無かったときには見向きもされなかった。
金持ちになると見境なく言い寄ってくる!
恥知らずな奴らだった⋯⋯。
そう、俺は女というものに既に幻滅していたのだった。
「あの⋯⋯貴方がこの山の大魔法使い様ですか?」
あんがい綺麗な声だった。
純粋そうな少女の声だ。
まあ顔はそのフードでよく見えんが⋯⋯。
「⋯⋯どこで聞いたか知らんが、そんな大それた魔法使いじゃないさ俺は。 ただの隠居だよ」
コイツ完全に俺に会いに来やがった!
これはトラブルの予感である!
関わってたまるか!
「あの! 私はイリーナと申します! その、街で噂で聞いて⋯⋯貴方の弟子にしてもらいたいのです!」
俺の弟子に?
そうハッキリとこの女は言いやがった。
⋯⋯弟子か。
俺も短い時間だが魔法学校で何人も教え子を持った。
だが⋯⋯俺は受け入れられなかった、あの学校と生徒たちに!
俺は悔しかった。
そんな思いをもう繰り返したくはない!
「帰れ! 迷惑だ! ここに居るのはただの隠居のおっさんなんだよ! 魔法の先生なんかじゃねえ!」
少女はビクっと震えて⋯⋯。
「ご⋯⋯ごめんなさい。 でも私には、ほかに行く当てもなくて⋯⋯」
「知るか、お前の都合なんか! 帰れったら帰れ!」
「ご御免なさい!」
そうあわてて少女は来た道を走って戻ったのだった。
「⋯⋯ふん。 これでいい、スッキリしたぜ」
そう俺は思った。
⋯⋯ハズだった。
「あいつ、この道を帰るのか? 一人であんなガキが?」
俺は今更ながらに気づく。
この山は野生のモンスターが出没するという事を。
とくにゴブリンにでも出会ったらあんなチビ女はあっというまに苗床確定だ!
「おい! 待て! クソガキ!」
俺は走って追いかけたが⋯⋯見つからん!
くそっ! 子供の足は速いな!
「仕方ない、広域探査魔法!」
俺を中心に魔力の波が広がる⋯⋯。
これを使うと周りのモンスターを刺激することもあるから使いたくなかったのだが、そうも言ってられない。
するとゴブリンの集団と⋯⋯子供の気配を探知した!?
「ヤバい! 襲われている!」
俺は加速魔法で走る!
これやると筋肉痛で痛いからしたくなかったんだが、仕方ない!
「きゃああああーっ!」
すぐ近くで女の悲鳴が! さっきのガキだ!
俺が駆け付けた時にはもうゴブリンにさっきの女がフード付きマントを剥ぎ取られて、組み伏せられた状態だった。
まだ間に合う!
だが!
ビリッ!!
女の服が引き裂かれる音が響いた!
そして⋯⋯!
プルンッ!!?
あの女のおっぱいが目の前でさらけ出されたのだった!?
⋯⋯⋯⋯デ・カ・イ!?
加速魔法で俺の視界はスローモーションだった。
大きく弾むプルンッとしたおっぱいを俺はモロに見てしまう⋯⋯。
おっぱい⋯⋯。
おっぱい⋯⋯⋯⋯。
おっぱいだあああああっ!
「いやあああっ! 助けてえぇ!」
イカン! 今はおっぱいよりも人命救助だ!
俺はその奇跡のおっぱいを守るべく魔法を使った!
「シャドウ・バレット!」
俺の陰魔法は闇や影を操る。
その闇の弾丸がゴブリンどもを1匹残らず駆逐した!
「あ⋯⋯ああ、ありがと⋯⋯⋯⋯」
女は震えていた、しかも⋯⋯お漏らしまでしていた。
まあ恐怖だし仕方ないさ。
俺はさっきとはまるで違う紳士的対応でこの少女に話しかける。
「危ないところだったな。 立てるか?」
「⋯⋯はい」
そう俺の手を取ろうとしてその少女は自分おっぱいがまる出しなのに今更気がついたようだった。
「きゃあ──っ! 見ないでください!」
「おう⋯⋯すまない」
俺は自分のマントをこの少女に渡してやった。
「あ⋯⋯その、ありがとうございます」
この目の前で顔を赤らめて恥ずかしがる少女の隠すおっぱいを、俺は知ってしまった。
最高のおっぱいだ⋯⋯!
大きさ、形、すべてが俺の理想のおっぱい!
都会の貴族女のような薬で作った不自然なおっぱいなんか比べ物にならない!
「その⋯⋯ここは危険だ。 俺の家に来るか?」
「⋯⋯はい、よろしくお願いします」
これが出会いだった。
俺とこの理想のおっぱいとの⋯⋯。
あれ? この子の名前なんだっけ?
たしか聞いた気がするのだが、おっぱいの衝撃で思い出せない。
まあいいか、また聞けば。
そう、機会は何度でもあるさ、なにせこの子は⋯⋯。
この賢者ジーク様の弟子になる為に来たのだからな!
こうして俺の頭はおっぱいでいっぱいになるのだった。
これが後に、賢者の愛弟子と呼ばれるイリーナと俺の出会いである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます