時がパラパラと降る

時がパラパラと

音を立てて降ってくる

ほら 雪みたいに積もっては

少しずつ溶けてなくなっていく

思い出は滲んで

コンクリートが浅黒く 過ちの色に染まる

時上がりの街はじめじめとするので

空に現れた走馬灯の

白い光が急ぎ足で 照りつける

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