第1話 私の天使を殺したナイフ

朝起きて、働いて、寝る。

それを繰り返す毎日だった。


楽しいことなんてない

そんな毎日だった。




いつものように家を出ると、そこにキプトはいた。


「初めまして。殺し屋です。」


そして、袋を取り出した。


「この中には、正義が入っています。しかし、まだ足りない。あなたには、正義を集める手伝いをしてほしい。」


何も言えなかった。キプトが袋から取り出したもの、それは、



人間の指だったからだ。



「あなたのやることは簡単だ。社会的な人を見つけることだけだ。」


キプトが言うには、新たな世界を作るため、古い考えを捨てると言うことらしい。


「でも、なんで指を…?」


やっと口が動いた。


「人の首を取ってたら場所を喰う。指は、飛び出た大脳とも言うからな」


キプトは言った。


ああ、あなたは本物の悪魔だ、と思った。

私の善意は、「他の人を守らなきゃ」と言っている。


「断るのであれば、仕方ない。あなたも私の正義にします。」


そう言い、ナイフを出す。

その輝きが天使を殺した。


「わかりました。協力します。」


私は心を殺して言った。

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