第1話 私の天使を殺したナイフ
朝起きて、働いて、寝る。
それを繰り返す毎日だった。
楽しいことなんてない
そんな毎日だった。
いつものように家を出ると、そこにキプトはいた。
「初めまして。殺し屋です。」
そして、袋を取り出した。
「この中には、正義が入っています。しかし、まだ足りない。あなたには、正義を集める手伝いをしてほしい。」
何も言えなかった。キプトが袋から取り出したもの、それは、
人間の指だったからだ。
「あなたのやることは簡単だ。社会的な人を見つけることだけだ。」
キプトが言うには、新たな世界を作るため、古い考えを捨てると言うことらしい。
「でも、なんで指を…?」
やっと口が動いた。
「人の首を取ってたら場所を喰う。指は、飛び出た大脳とも言うからな」
キプトは言った。
ああ、あなたは本物の悪魔だ、と思った。
私の善意は、「他の人を守らなきゃ」と言っている。
「断るのであれば、仕方ない。あなたも私の正義にします。」
そう言い、ナイフを出す。
その輝きが天使を殺した。
「わかりました。協力します。」
私は心を殺して言った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます