詩⑤ 海の香りがする子

海の香りがする、日焼けをした女の子。

小学校を転校してしまって、あえなくなってしまった。

私は盆地の県から飛び出して、彼女にあいにく。

新幹線がトンネルを抜けると、地平線の隅まで広がる青。

初めて見た海に、感動を覚える。

あの子の色、あの子の海、あの子の磯の香りを感じたのだ

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