第4話 創作活動:音楽

 私の趣味の創作活動、続いては音楽です。

 作詞作曲、合成音声ソフトによる歌声合成まですべて一人でやっております。


 私の創作活動は基本的にすべてデジタルです。

 イラストはアナログでも描けないことはない……のですが、やはりデジタルのほうが作業しやすい時代です。

 音楽もいわゆるDTM(デスクトップミュージック)でやっているため、私は楽譜が読めないし楽器もほとんど触ったことがありません。ピアノも右手できらきら星が弾ける程度。猫ふんじゃったは今も弾けませんし、リコーダーの指の押さえ方も忘れました。

 逆に言うと、そのレベルでもデジタルでなら作曲できてしまうわけなんですよね。


 私はいわゆる合成音声ソフトによる曲を聞くのが好きで、動画サイトに入り浸っては曲を聞き、やがて「自分でも曲が作れたらかっこいいな」と思うようになりました。私は「かっこいい」と思ったらやりたくなる性分です。

 大学時代にバイト代をはたいてソフトを買い、ドキドキしながらパソコンにインストールしました。

 ところが私には誤算がありました。

 ソフトを導入したらキャラの立ち絵とか出てきてチュートリアルで作曲の仕方を説明してくれるものだと勘違いしていたのです。ゲームか何かだと思ってる。

 しかし現実はキャラの立ち絵なんて出てこないし、なんかよくわかんない画面が出てくるだけで何したらいいか分かんないし、途方に暮れてしまいました。その後、放置してまた「よし、作曲の勉強しよう」と思い立つまでに数年かかりました。

 それからは、動画サイトに公開されている作曲の仕方についての講座動画を見たり、作曲の教本を読んだりして勉強し、なんとか曲を作れるようになりました。

 今のレベルは、「頭の中のイメージをある程度形にできる」くらい。ある程度なので完全にというわけではありません。まだまだ修行が必要な身です。

 ただ、自分の好きな合成音声ソフトのキャラクターに歌を歌ってもらうというのはやはりいいものですね。

 ちなみに、合成音声ソフトを使っているのは、そのキャラクターが好きなのもありますが、一番は自分の歌を聞いてられないから……。喉が弱いのでカラオケでも歌ってる途中に咳き込んでしまいますし、録音した自分の声を聞いて恥ずかしさに悶絶するタイプです。それなら誰かに代わりに歌ってもらったほうがずっといい。かといって毎回ボーカリストを雇うわけにもいかない。そこで合成音声ソフトの出番です。本当に便利な時代だ……。


〈続く〉

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