第2話 創作活動:文章
私の創作活動について、外せないのはやはり文章。
こうしてカクヨムなどの投稿サイトに寄稿する小説やエッセイの他に、フリーランスのシナリオライターとしても活動しておりますので、まとめて「文章」といたします。
小説を書く方は、どんな感じで文章を書いているのでしょう?
他の方の創作論を読むことも多いのですが、例えば映画監督のように登場人物に演技指導をしたり、登場人物が勝手に動くのを好きにさせてあとで作者の方で軌道修正したり、登場人物に憑依して感情移入しながら書いたり……さまざまなタイプがいらっしゃるんですね。
うーん、自分はどれだろう? 話の全体の大筋とキャラ設定だけ決めておくと、あとは頭の中でキャラ同士が勝手におしゃべりを始めて世界が広がっていく感じ。私はそれを書き留める係。『登場人物が勝手に動く』タイプに近いかな。
それから、これはまた違う角度の話。
文章を書くときに、頭の中に映像や画像が出てきて、それを文字に変換する人。
頭の中でつらつらと文章が流れてきて、それを書き留めて小説にしていく人。
同じ文章を書く人でもこんなに手法が違うのだなと感心します。
私の場合、映像・画像と文章が頭の中に出てくる割合が半々くらいかなあ。
コミカライズとかアニメ化に興味があるので、まさに『画になる』シーンが書けたらそういうのに一歩近づく小説が書けるんじゃないかなあとは思っております。
これは私の小説を書くときの練習法にも関係しているかもしれない。
私は漫画を読んだりアニメを見たりしながら、頭の中で「これを文章にするとしたら」と想像しています。漫画を自分で勝手にノベライズするみたいな感じ。そういう遊びをしているうちに、頭の中で画像や映像が出てきて、それを文字に起こすようになりました。
今は仕事でシナリオを書きながら、趣味で小説も書き散らしている日々なのですが、自分は何が得意で何が書けるのか、可能性を模索しているところです。悪役令嬢とか流行のジャンルも書いてみたいし、BLとかにも挑戦してみたい(百合小説はもう書きましたが楽しかった)。カクヨムで投稿を続けている感じ、現代モノの恋愛はちょっと得意分野かもしれない。
このエッセイを書いている時点では中華ファンタジーを少しずつ書きためているところですが、これがなかなか難しい。中華という異国文化の勉強・研究から始まり、時代考証を考えながらファンタジー要素を追加して物語として仕上げる難しさを感じています。構想を練っているうちにどんどん壮大な世界観になっていき、どうにも自分の手には余る気がする。「もう中華ファンタジーはこりごりだぁ!」と言って投げ出したくなる反面、それでも物語を綴るのは面白い。
中華ファンタジーを書こうと決めたときに、冒頭だけ書いたやつを公開して「続き楽しみにしています!」と応援の言葉をいただいたのですが、これオススメですね。読者に続きを期待されて逃げ道を失くし、途中で投げ出さないように自分に縛りをかけることができます。
カクヨムコン開催期間には間に合わないだろうけど、10万文字以上の長編を目指したいな。いつか皆様にお披露目できるように執筆頑張ります。
あ、あとPBW(※「プレイ・バイ・ウェブ」の略称。オンラインゲーム。キャラクターを制作し、立ち絵やボイス、シナリオなどをそれぞれのクリエイターに発注できるオーダーメイド方式のRPG)のシナリオも少し書いております。「うちの子」が好きな人にオススメです、PBW。
〈続く〉
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