いらいらラプソディー
旅か。
金かかるよ。
10万稼ぐのが、どれだけ大変か分かるか。
旅先で50万稼ぐ?
下っ端冒険者に出来る仕事? アルバイト?
あのね。
この世で、もっとも高価な物は「経験値」だ。
+
毒使いかよ。あー。
いいか。
イメージが大事なんだな。
炎と光は偉い。
水と風? 中堅。
大地? 噛ませ。闇。悪。
世間の目は、これだ。
なんだな。
ゲーム世界って「世間の目」がねーんだよ。
まあ、いいんだけどさ。
リアルファンタジー世界か。
がんじ絡めだろうな。
自由なんてねえよ。この世界に。
いいか。
中世社会では、教会に逆らったら、火炙りだ。
水に沈められて、浮かんで来ても、火炙りだ。
OK? さあ、異世界に行っておいで! アデュー!
+
ヒロインに告られたいか。まだ言うんか。
ヒロイン視点で書けば?
あー。
はっはっは。
そうだな。異性キャラを書く。
これは修業になる。
魅力的かどうかは知らね。
+
レベル上げかい。
あー。
サボってるとレベルが下がるゲームがあった。
いや、別に。実際には下がらねーよ。
シリーズ物でさ。「何でレベル90まで上げたのに、次回作ではレベル1からスタートなんですか!」←これへの言い訳なんだな。
上手いと思う。
レベルとは実戦の「勘」ではないか。
つまり「運」だ。
別に筋力が上がってるわけじゃない。
スピードが増してるわけでもない。
リアルに解釈するとこうなる。
反論があったらどうぞ。
HPとはHIT POINTだ。
生命力ではないんだよな。
HIT。つまり何回殴られても平気か。
あー。
防御力と言うか、回避力なのかも知れない。うん。
+
ステータスおーぷん!
わーい。オール9999だー。
何、お前。
この世界、1兆が平均なんだけど。
おあとがよろしいようで。
+
旅か。
美味しい話? 町の人がやるよ。
あー。クエストのこと?
死ぬ危険があるんだよ。
下水道?
はあ。
とりあえず風呂代で赤字の気もする。
赤字って言葉は、いつ産まれたんだろうな。謎だ。ファンタジー世界で迂闊に使ってたらヤバいな。
そもそも会計士がいねえよ。
+
はあ。魔法の剣か。
欲しいねえ。皆、思うねえ。
盗まれる。
最強剣?
好事家が買う。
別に?
魔王なんて来ませんよ。メルヘンやファンタジーじゃないんですから。
困ったね。
敵だ。この金持ちさん。
だから、いいんだ。
強い敵を出せ。
最強の敵は一般人だ。
弱い。
けれど殺したら官憲に追われる。
官憲を殺したら? 王国軍が来る。
王国軍を殺したら? お前 VS 全世界。
楽しい。
+
レベル上げか。まだ言うんか。
いいか。
アスリートで30代。超天才だ。
20代以降の現役戦士。リアリティがねえ。
結婚して、町で暮らしてないと、おかしいんだ。
修業? はあ。
宮本武蔵は戦争では使えない。
鉄砲と槍スキルを伸ばしてないから。
長篠の戦いで良かったか。織田信長の鉄砲三段撃ち。
アレで戦のノウハウは完成したんだよな。あくまで火縄銃の時代。
西洋では信長がいなかったから、地道に改良を重ねた。
ピストルが出来た。
ぱーん! 強い。持ち運びがしやすい。
そうなんだよな。
持ち運びがしやすいってのも「強さ」なんだ。
大砲持ち歩く冒険者っていないだろう?
雨が降ったらお終い。
だから銃器使いの冒険者なんておらん。
西部劇の時代を待て。
+
まあ、アレだよな。
水中呼吸の魔法を使って、海底遺跡を探検する。
これもファンタジーだ。
鉄砲? 拳銃?
面白い冗談を、おっしゃいますな。お客さん。はっはっは。
+
弓矢か。
あー。これは兵站管理ゲーなんだよな。
矢を使い過ぎるな。こうなる。
と言っても攻撃力弱いし。
クロスボウは最強なんだけどね。
えーと。
クロスボウ→プレートアーマー→マスケット銃。
こんな感じで文明は発展した。
+
はあ。エリートになりたいか。
あー。
社会が腐ってるなら、エリートはクズだぞ?
出世を書くな。
人助けを書け。
ズレてる。わなびは。
異世界転生な。
負け犬じゃねーか。
現世で無双しろよ。弱っちい。
+
はあ。勉強したい?
あー。
それより、上司の機嫌の取り方を学びなよ。
元素記号が言えたからって、出世は無理だ。
功績立て過ぎても、後はだらけるだけ。
複雑なの。レースって。
+
はあ。エリートになりたいか。
良く分からん。
どうでもいいだろ。人生なんて。
真の敵は「神」だ。
それ以外あるか。
人間?
どうせ野垂れ死にする。
生老病死。
+
特別になりたい?
あー。
それな。無視されるだけ。
どこのギルドにも入れてもらえないよ。
本当にな。
特別って、つらいんだぞ?
こっちは学校のカリキュラムなんか余裕でこなしてるのに。
キャンプで友達作れなかったから、お前の負けー。
何やねんな。やってられるか。
こんなくだらないゲーム、誰が付き合う。
特別って本当につらいんだよ。
俺の名はボイロック=オクロック。
ただのコックさ。
+
特別かよ。
あー。
これは「マニア向け」って意味だ。
商業展開としては失敗だ。
「平凡」でいいんだよ。
全財産出してもいいから「平凡」になってみたい。俺は。
どんな気持ちなの? 平凡って。
やってみたい。一度でいいから。平凡ってどんなの?
ユニークって疲れるんだよ。理解者0で。
平凡か。うらやましいよ。
ゆるゆるした人生。
+
あー。
爆裂弾を撃ちたい? 剣で?
はあ。
その剣を巡って殺し合いが起きるな。
何人死ぬんだ。
これ。
PKがない。
これがRPGが人気だった理由。
リアルの基本は「PK」だ。
PLAYER KILLERだ。
逆なんだ。ゲームは。現実と。
分かった?
ゲームを卒業しろ。
潔く殺し合え。上司や同期と。
これがリアルRPGだ。
+
最強の剣?
はいはい。
スケルトンには剣が効かん。
市販の棍棒の方がいいです。
あっはっは。
これこれ。
こういう諧謔がないんだな。俺SUGEEには。
だから、読めた物じゃねーんだ。助けてよ。
+
ヒロインに告白されたい?
あー。それゲーム。
ゲームだから逆をやるべきなんだよ。
自分から告白しろ。
その方がいい。
ゲームの逆をやれ。
これを叩き込め。
ゲーマーは才能あると思うよ。小説の。
大好きな物の逆をやれ。これでいいんだ。
あーっとよ。
好感度やフラグを操作するチート能力者っていないの?
いないなら君が書いていいよ。
一大ムーブメントになるかもな。俺はやる気なっしーだ。
+
レベル上げかい。
あー。
レベル上げで名声は上がらん。
先に高レベルモンスターを倒したライバルが英雄。
その差は、一生、縮まらない。
早い者勝ちなんよ。
勇者? すでにいます。
お前? 商人でもやったら?
なんだよ。
早解きとか低レベル攻略って人気だろ?
安全策なんよ。レベル上げ。
いいけどね。ソロゲーなら。
そう。
対人戦の勘が鈍るから、ソロゲーは悪だったんだなあ。
+
旅に出よう。
負け犬同士で吊るんで。
抜け駆けはなしだよ?
あーあ。
冒険者パーティーな。
金のためなら、よそのパーティーと殺し合いする癖に。
アウト。
いつか破綻する。
商人の真似事しているシーフだけかな。生き残れるのは。
中途半端にレベルの上がった魔法使いも危ない。
上司に睨まれる。
独学ってヤバいんだ。
ティーチャーに向いてないってことなんだ。
レベル5が1人より、レベル3が20人。
これが組織って物なんだ。
+
ヒロインに告白されたい?
あー。
どうして告白されないのか。その謎を突き止めろ。
彼氏がいる。百合である。お父さんが病気だ。
世界を股にかけて冒険したい。
医師、薬剤士を目指している。
あー。
なんだよ。
恋愛って「悪」なんだよ。
「軟派」って侮蔑語なんだよ。
恋愛しないで勉強してる方が正しいんだ。
結婚? お付き合い?
社会人になってからでいいよ。
企業は、わざわざ人事課を作って、「いい婿」と「そうでない婿」を選別してくれているんだ。これを利用しない手はない。
そのために自分も一流企業を目指すんだ。
これが「女」だ。
+
百合か。
二股かけるチャンスだな。
頑張れ。わなび。
+
特別か。
あー。特定ボス特効。
倒したら用済み。うん。
これなんだなあ。
特別ってアレ。十徳包丁。
間違いなく普段使いはしない。
キャンパーくらいしか要らね。
なんだよ。
マニア向けなんだ。「特別」って。
あんまり偉くない。
高い物って「買う奴が少ない」ってことなんだ。
量産品の方が偉いんだ。
量産品を買う奴は偉くないけどさ。
マニアか。
褒め言葉でもあり、けなし言葉でもある。
難しいな。
特別か。
+
特別な。
いやー。ネタが尽きる。
何を言えばいいんだよ。
特別か。
誰も「儲かる」とは言ってないんだよな。
「儲ける」奴が1番偉いに決まってる。
言葉に惑わされてるんだ。宣伝広告なんだよ。
実質を見ろ。
特別?
買わない。終わり。
+
あーとな。ゲームの最大の嘘。
「努力には見返りがある」
あり得ねえ。
いつの時代だ。
無駄な努力ご苦労さん。こっちの方が正しい。怖いことに。
努力?
はあ。
お前、実戦を知らないな。
努力の反対語は「実戦」だ。
努力する奴はチキンだ。
レベル99にしないと、スライムと戦えない。怖くて。
阿呆。
要らないんだ。こんな馬鹿。
努力か。
つまり働いてないな。
努力の反対語は「実戦」だ。
努力家は偉くも何ともないんだ。
いい加減、目を醒ませ。
時間は有限だ。
お前がレベル60なのは分かった。
座学レベル60な。
会社が欲しいのは営業レベル15なんだ。
お前は要らん。
+
あのな。
勝つってヤバいんだよな。
何がヤバいって「高給取り」になるからヤバイ。
分け前を多く請求し始めるんだ。優秀な奴って。
つまり切られる。
覚えがないか?
とっくに魔王を倒せるのに、どうでもいいレベル1の雑魚をちまちま鍛えたり。
ああ。
アレって自然な感情なんだよな。
人を育てるって楽しいんだ。管理職には。
生意気な中年? つまらん。
今はレベル60でも2年後には40に落ちてるし。
なんだよ。
リアルとゲームの違い。
人は老化するんだ。
50過ぎて営業?
シルバー雇用だ。
会社全体のレベル、推して知るべし。
あり得ねえ。
若手を育てない会社は詰むんだよ。
年寄りは潰して肉にする。
当たり前なんだ。
+
告白されたい。まだ言うか。
あー。
お前ら大好きチート無双で良くね?
相手に告白される程度の異能。
人の心を操って、その先どうなるかは知らね。
女の子操作能力。あり得ねえ。
弱い。
告白されたいなら強くなれよ。
弱いから女が寄って来ないんだ。終わり。
あー。
そうだな。
自分から告れ。
で、フラれろ。
で、女を吹っ切って勉強してろ。
その内、別のヒロインが寄って来る。
俺の知識は古いが、王道はこれだと思うぞ。
告られたいか。
これな。哲学の領域だ。
承認欲求。
告られたい。
これ、どうすればSNSのフォロワーが増えますか? と言っているのと変わらん。
知るかいな。
リアルで魅力的な人間になれ。
あー。
文学では非モテの方がテーマが奥深い?
チラシの裏に書いてろ。
+
あー。
剣を極めたいか。
あー。
はあ。
困ったな。
あんまりリアルに書くと、お巡りが来るぞ。
あー。
剣な。
あー。
はあ。
キンキンキンか。
あー。
素人だと思う。
刃こぼれするだろう。
あー。
達人と思わせるコツか。
にらめっこでいいと思う。
相手に攻め込ませない。
達人同士の攻防?
はー。
読み合いってな。博打なんだよな。
うん。
攻め込ませないのが達人。
武の奥義は防御。
攻め込まない。攻め込ませない。
うん。
何か変か?
漫画映えしない?
あー。
いやー。
あり触れてると思うよ。バトルなんて。
打ち切り漫画はイキリ小僧ばっかりだ。
+
あー。
どうして、お前の可愛いキャラクターが、特殊能力を持っているかの「設定」か。
えーと。めんどいな。
+
いいか。
この世界は実はゲームだった! には前例あるからな。
ヤク●漫画なんだけど。
めたくそに叩かれてたぞ。
夢オチはアウト。
これ、言われ尽くされてるんだよなあ。
+
いいか。
無料のでいい。ソシャゲをちょっとやってみろ。
戦う女の子ばっかりだ。
戦う男?
はあ。
エ●シーンないだろ? 要らね。
今はこういう時代なんだ。
あー。
個人的に、天才だと思う作家がいる。
お名前は出さない。
ただの漫才ラノベで一世を風靡した。
でも駄目なんだ。
掛け合いすら古い。
「友達」なんて、今の時代、リアルじゃねえんだ。
皆、SNS論客になりたいんだ。
ツブヤイターにいるのは、MYTUVERになれなかった負け犬どもだ。
動画を撮るスキルがないから、文章をポチポチ打ってるんだ。
才能ねえんだ、アイツら。
商業プロが、宣伝で日常ツブヤキやってるのは別にいいんだが。
+
ゲームとは何か。
数字を増やすことだ。
EXPを貯めてレベルを上げる。
そう。
RPGとは積み立て貯金の楽しさなんだ。
何十時間もかけてレベル上げした結果、驚きの3桁ダメージが。
これが快楽なんだ。
数字が増えて行く。
これがコンピュータゲームの快楽だ。
対人戦は違う。
むしろ、大駒は餌にするくらいで、ようやっと達人だ。
FOOL’S MATEって知ってるだろうか。
チェスの最短の決着。
クィーンを捨てて勝利する。
格好いいな。
あー。
うん。
エンタメは普通の勝ち方では駄目なんだ。
凄そうな奴は死ね。
弱そうな奴で勝て。
「逆転」がエンタメなんだ。
そのために宣伝しろ。
強そうな奴は負けさせろ。
弱そうな奴は活躍させろ。基本の「き」だ。
あー。
【BASIC B】という能力を考えた。
能力名だけだ。
能力効果は君が考えていいよ。
+
炎や雷を使うには?
あー。
人体は火傷したら痛みで動けない。
超人バトルを参考にしないように。
うーんとな。
えーとな。
はあ。
あー。
うんうんうん。
だから、ゲームの逆をやれ。
最弱の炎魔法で炙られたら、もう心が折れて再起不能。
これがリアルだ。
炎は怖い。
人間も動物なんだ。
鉄の鎧に炎耐性はない。
ドラゴンスケイルアーマーか。
これ壊れたら、どこで材料を調達すればいいと思う?
なんだよ。
貴重品より量産品。
これ真理なんだよな。
だから、ハクスラって、どうしようもねえんだわ。
あー。
炎や酸を顔に喰らったら、男でも社会的に死亡。
ねえんだよ。スカーフェイスって。小指ないのと変わらないんだわ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます