第17話 VSアンデッド軍団
大きな扉を開けると大きなドーム状になっていた。
“ゴゴーッドンッ”
(やっぱりボス部屋だったか。)
扉を抜けた瞬間後ろの扉が閉まった。
(事前の情報通りだと………。)
部屋の中央に剣を持ったゾンビ10体とクロスボウを持ったスケルトン10体、そして1体半身がゾンビ、もう半身がスケルトンの鎧を着て、剣と盾を持ったモンスターがいた。
(アンデッドジェネラル、情報通りだ。)
「@¥#&@*◎○!!」
アンデッドジェネラルが何か叫ぶとゾンビが2手に分かれて向かって来た。
(ジェネラルがいるだけでこんなにも動きが変わるのか。。)
「《ファイヤア》………っ!!」
“ヒュンッヒュンッ……タンタンッ”
(くっ!クロスボウに変えたから射程が伸びて速度と威力が上がっている!!)
“カタカタッ”
“ヒュンッヒュンッ”
(おまけに連射力も高くなったてか。)
「先ずはあの厄介なスケルトンをどうにかしないと………ってやばっ。」
スケルトンに気を取られている内にいつの間にかゾンビに囲まれていた。
(ここはもう攻めるしかない。)
“ヒュンッヒュンッ………タンタンッ”
(今だっ!)
「《縮地》」
俺はタイミングを計ってスケルトンの目の前に移動した。
「《ファイヤアロー》《速射》」
“ドンッ、バラバラッ”
「%▲〓〒◇★!?!?」
アンデッドジェネラルは動揺の声を漏らす。
「流石に弓使いが距離を詰めるのは予想外だったか!」
アンデッドジェネラルは後ろに下がりつつスケルトンに指示を出す。
“カタカタッ”
指示を受けたスケルトンは俺を囲んでくる。
「《ファイヤアロー》《速射》」
“ドンッドンッ”
俺は2体のスケルトンを倒したが完全に囲まれていた。
「将軍なら囲んでも意味ないことぐらい学習しろよ。」
“ヒュンッヒュンッヒュンッ”
7体のスケルトンが俺に向かって撃ってくる。
「《縮地》」
“カンッカンッカンッ”
俺が避けたことで3体のスケルトンに被弾した。
「《ファイヤアロー》《速射》」
“ドンッ”
「《縮地》」
「《ファイヤアロー》《速射》」
“ドンッ”
「《縮地》」
「《ファイヤアロー》《速射》」
“ドンッ”
「《縮地》」
「《ファイヤアロー》《速射》」
“ドンッ”
俺は被弾で怯んでいる内に、被弾していないスケルトンの背後に縮地で詰めて倒した。
(残りの3体は……。)
「《ボルトアロー》《速射》」
俺はスケルトン達がクロスボウのリロードをしている間に今日覚えたての現時点最速の攻撃でスケルトン3体を倒した。
(アンデッドジェネラルはスケルトンを捨てたか。おかげで後は楽に倒せそうだ。)
「▲●£*☆◎&●£$◇!!」
ゾンビ10体が一気に突っ込んで来る。
(こっちの武器が弓矢だから変にバラけずに固まってきたか。アンデッドジェネラル自体は鎧に囲まれているから不意討ちしてもあまりダメージは出なさそうだな。)
ゾンビの集団がゆっくりと迫ってくる。
(やっぱりゾンビ自体の足は遅い。それに、持っている剣が金属製だからより一層遅くなってる。)
その時俺はあることを思いついた。
(その剣を逆に利用させてもらう!まあぶっつけ本番で失敗するかもだけど。)
“バチッ…バチバチッ”
「俺の魔力をつぎ込んだ最速の矢を喰らいやがれ!!!」
俺の体の周りに電気が纏わり付く。
「《ボルトアロー》!!」
“バァリィィ!!!”
俺が放った矢はゾンビの持つ剣に感電し、それが全ての剣に感電してゾンビ10体を一気に消し飛ばした。
「はぁ……はぁ…。」
「《収納》」
魔力が尽きかけている俺は収納からマジックヒールポーションを取り出した。
“ゴクッゴクッゴクッ”
「ふぅーー。」
俺はマジックヒールポーションで一気に魔力を回復した。
「さあ!あとはお前だけだ!!」
「●◎%¥*%〓!!!!」
アンデッドジェネラルは叫んだ後、部屋の壁を背にして盾を前にして警戒する。
(これは縮地を警戒しているのか?でも他にも攻撃方法はあるんだよ!)
「《エクスプローションアロー》《曲射》」
“ドォン”
俺は曲射を使ってアンデッドジェネラルと壁の間を爆発した。
「――!?!?」
アンデッドジェネラルの体勢が崩れる。
「やっと胸を見せたな!《エクスプローションアロー》《速射》」
俺はアンデッドジェネラルが胸を見せた隙を見逃さず一番火力の高いエクスプローションアローをぶっぱなす。
「▲£“〓@&!!」
“バキッ”
胸の部分の鎧が壊れて核が露出した。
(今だっ!)
「《ボルトアロー》《速射》」
“バリッ………ドンッ”
俺の放ったボルトアローはアンデッドジェネラルの核を貫通した。
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新技のボルトアローとおそらくみんなに忘れられている曲射、火力を調整したエクスプローションアローを活用して見事にアンデッドジェネラルを倒したバル。このダンジョンの到覇報酬とは………。
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