どこへでも行こう

キャリケースを用意して

チケットを買って

有り余るほどの現金を

いくらでも歩ける靴を

時刻表の映ったスマホを

携えていればきっと

わたしはどこへでも行ける

どこにも留まれないから

いつも町々が新鮮なのだ

今日の友人は明日の他人

その後腐れなさが

荷物を軽くするのです

立ち止まったら辛くなる

進まなければ動かなければ

生きてる心地もわからない

誰とも繋がれたことがないから

いつも誰かが新鮮だった

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