2.無愛想な美少女


 とある城の一室でとある人物が報告書を読みながら、


「ははは、そうか遂に出来たんだね。君の盤面は素晴らしいよ♪」

「いいね♪」


 少し考える姿勢で、


「そうだ、彼には護衛のお目付役を送らないとね♪」

「暗殺天使『蒼き死神』をあげるよ♪」

「どう使いこなすか楽しみにだよ♪」


 悪魔の笑みのうかべながら窓の外を見ていた。


※※※


※ルクス視点※


※その頃※


「…ん………んん………」


 僕が起きて見渡して部屋は入り口は鉄のドアがあり、周りはコンクリートで囲まれており、部屋は畳2枚分の広さで部屋の天井には水晶があり、後ろにあるのはトイレとベッドしか無いどっかの独房にみえた。


「ここは?」


 その時…


【おや、起きたよだな。直ぐに迎えの者を寄こす。】


 天井の水晶からガルンの声が聞こえて、すぐにドア開いた。


「聖魔サンプル、外に出たまえ。」

「………」


 凛々しい顔の眼鏡の研究員が言とドアが開き無言でここは素直に従った方が良いと判断して、


「賢明な判断だ。」

「君の首輪は私わたし達に逆らえば首が閉まる仕組みだ。わたしも出来れば見たくわないからね。」

「ここは?」

「それについてはガルン教授が教えてくれる筈だ。」

「着いてきたまえ。」


 部屋から出て僕は聞くと冷静な顔で眼鏡の研究員は何も話してもらえずに、その研究員の後ろを着いて歩いた。


「ここだ。」


 少し歩いた奥の個室に入ると人間と魔物のバラバラのパーツを左右に分けられた棚の中に小型のホルマリン容器が沢山あり、その奥の机には仕事をしてる中年の男性のガルンはルクスを見てニヤリとした。


「イヒヒ、よく来たな。」


 冷静な口調で眼鏡の研究員は、


「ガルン教授そろそろわたしは荷物を纏めたら直ぐに帝国の転移局の電車に行かなくてはなりませんので失礼します。」

「そうか!」

「天空時君は帰るのはの今日だったか!日本に戻るのだろ?」

「色々とご苦労だったな。」

「ワシの恩人の川森所長にもよろしく言っといてくれ♪」

「お伝えしておきます。」


 思い出した口調でガルンは眼鏡を触り、案内した研究員がお辞儀をしてガルンは軽く手を振った。


「この後も気をしっかりと持ち自分と向き合いなさい。」

「…え」


 無表情の眼鏡の研究員は去り際に小声で喋り僕は不思議な顔をした。


 変な笑いを漏らしてガルンは嬉しそうに、


「聞きたい事はあるか。特別にお前の質問が有るなら、何でも答えてやるぞ。」

「ここはどこなんで何の研究をしてるですか?」


 冷や汗を垂らし一番知りたい事を僕は訊くことにした。


「ここは帝国の東部のワシの秘密の研究施設でまあ簡単に言うと人間を戦争で使うために人体実験をしている♪」


「!?」

「どうして…僕達なの……」


 ニンマリとガルンは玩具を貰った子供のように笑って悪趣味だと思い僕は驚愕し足が震え座り込んだ。


「帝国民を人体実験に出来ないから代わりに帝国の同盟国民でなければ問題は無い。」

「それに小さな村ならこちらも都合がいいからんだよ。」

「…都合がいい?」


 言ってる意味が僕は分からなかった。


「小さな村なら、燃やした後に近くに大型の魔物を居ると嘘でも通してしまえば、全てその実際に居るか、居ないかの魔物が悪い事に出来るからな♪」

「ワシ達には何の罪が生まれない♪」

「ヒャハー♪」


[卑怯者の外道が…]


 言葉で言わなかったが、ガルンは睨みつけて心中で僕は思った。


「ここで、お前に聞きたい事がある?」

「お前はどうやって聖魔になった!」

「覚えていない」


 真剣な顔でガルンは指をさして、意味が分からない僕は顔を振った。


「…そうか」


 残念そうにガルンは目線を反らして、顎を触り考え込んでいた。


「それよりも聖魔ってなんにの?」

「聖は女神の光属性の力魔は魔族や魔物のが好む闇の力だ。」

「本来人間は…魔物に近い存在だ。魔の因子の適当者は多く出るが、聖の因子の力は女神だけが許されたモノであり、人間が本来やると自己崩壊して魔物になる。」

「魔の因子を取り込んでも精神的な事でも魔物になるがな。」

「え?」


 一緒にいた少女がスライムになるのを思い出した。


「特別な天使みたいに聖の因子を取り入れても問題が無い、人工的に創られた存在でなければ不可能だ?」

「だが…例外もあるが、そこは帝法ていほう(帝国の法律の略)でも機密なので教えれんが……」

「ワシは本当に無理なのか?試したくて色々な国の人種を使ってお前に辿り着いたのだ。」


 ニヤリと笑いルクスを見て冷や汗をかいていた。


「そ、それよりも僕の友達は……」

「友達?……あ、あの村の実験体か!」

「会わせてほしい。」


 最初は不思議な顔をしたが理解したガルンは僕の真剣な顔を見ていた。


「まぁ、良いだろ。お前は特別だ。」

「ついて来い。」


 二つ返事で一緒に部屋を出た。


※※※


※とある部屋※


 眼鏡の研究員は荷物を鞄にまとめると財布から1枚の幼い少女を写真を手にとって、


わたしの愛しい娘のユエパパはもうすぐ帰るからね♡」

「ちゃんといい子にしてくだちゃいね♡」


 写真に顔をスリスリして微笑んでいた。


「ユエに沢山お土産を買わないと父として威厳が保てないな。」

「よし早めに帰るか♡」


 鞄を持ってスーツ姿で部屋を出て行って、


[あの子もユエと同じくらいの歳で気の毒だな。]


 先程のやり取りを思い出した。


※※※


※通路※


 部屋に向かう途中に大型のホルマリン容器に色の濃い液体でぼやけて、なんとか見える白い髪の2人の破れた服を着た少女が別々の容器に入っており、中年の男性のガルンは僕を見てニヤリとした。


 顔を僕は視線をずらして、


「これは…」

「古代人の遺跡で発見された聖母と聖女と言われており、不死の生命体のホムンクルスじゃよ。」

「不死の生命体…」

「じゃがな……肝心な事は天才なワシではこのホムンクルスは起きないがな。」


 説明して先に行くガルンの後を追いかけようとして、ルクスは躓くと片方のホルマリン容器に手を触れ、コケるのを回避した。


[あ、危なかった……]


 内心で思って僕は視線を感じて上を見て、


「!?」


 白い長髪の少女の目が開いておりルクスをジーと見て驚愕した。


 先に行ってたガルンがこっちに戻って来て、


「どうしただ?」

「え?」


 次に僕が見たら白い髪の女の子は目を閉じていた。


[気のせいかな?]


 顎に僕は考え込んだ。


「早くしろ!」

「ワシは短期なんだぞ!」


 ガルンの後について行って誰も居なくなり先程の目があった白い髪の女の子は薄く笑っていた。


「……」


 ルクス達の後ろを追いかけ形で青い髪の人物は追いかけた。


※※※


※施設の出入口※


 眼鏡の研究員は外に出ると、


「天空時主任殿、わたしが帝国まで馬車で送ります。」

わたしも帝国の本部に呼ばれてるので途中の転移局の電車の駅までは御一緒しますよ。」


 馬車の近くに緑色の軍服の人物が待ちその近くには数名の馬に乗った兵士達がいた。


「ギル少佐……」

「……」


 緑色の軍服のギル少佐は馬車のドアを開けて、眼鏡の研究員は無言で場所に乗り向かいギル少佐が座った。


「馬車を出せ!」

「はい」


 馬車は走り出した。


 睨む様に眼鏡の研究員は、


「帝国機密の秘密部隊の君が来るとは、用が済んだわたしを消すのか?」

「フフフ、面白いご冗談を言いますね。」

「向こうの政府関係に顔がありますし、それに向こうの世界の政府と帝国の皇帝と交わされた融資条約が有るので、仮にわたし貴方に手を出したら融資は打ち切りで、わたしは帝国の裏切り者で国家反逆罪でわたしの一族郎党ごと死刑よりも酷くなりますので、ご遠慮したいですね。」

「貴方とグレン外交官は絶対には手を出すなと、皇帝から厳命が有りますのでご安心をしてください。」

「出来れば貴方に関わるのは、わたしからも色々とご遠慮したいですね。」


 微笑みながら説明してギル少佐が喋った。


「色々と?」

「……」


 不思議な顔で眼鏡の研究員はギル少佐は見て黙った。


 空間に手をやりギルは、


「これを貴方に…」

「!?」

「これは?」

「それよりも何で空間から手紙が出るんだ!?」


 驚き眼鏡の研究員は封筒を貰いツッコミを入れた。


「これは、帝国の南部の女神の領域の『女神教団の女神イヴ』の養子の子供が開発した。」

「未知の魔法道具でアイテムボックスです。」

「まぁ、この腕輪が必須で本人の魔力の量によって運べる量に変わりますが個人的に便利ですが。」

「ほー」


 腕輪をギル少佐を見せたて眼鏡の研究員はマジマジと腕輪を見た。


「帝国ではまだ一部しか実用してませんが…」

「どうしてだ?」

「このアイテムは一般に出さずに使用を許されたのは、軍の左官クラスしか認めて無いからです。」

「おいこら!一般にも回せよ!」


 ギル少佐の話に食いつたが眼鏡の研究員は最後に激怒した。


[くそ~!一般に有ればユエのお土産に出来たのになー!!]


 期待させて実は一般に出てない事を知りギル少佐を睨んだ。


[もしも、アイテムボックスが買えれば……]


※※※


※眼鏡の研究員の妄想※


 家に帰り眼鏡の研究員は、


「ただいま」

「お父さんおかえり〜♪」


 10歳ぐらい女の子が廊下→玄関に走って来た。


 眼鏡の研究員は玄関で座り、


「ははは、わたしのかわいいプリティマイエンジェルのユエ♡」

「僕ね。お父さんと離れて寂しかったの〜♪」

「パパもユエと会えなくて寂しかったよ♡」


 笑顔で娘のユエは眼鏡の研究員の胸に軽いタックルして優しく抱いた。


「ユエお土産だぞ♡」

「これは?」


 腕輪をユエに渡した。


「異世界の便利な道具のアイテムボックスだ♡」

「すごいー♪」


 ドヤ顔で眼鏡の研究員はユエの腕に腕輪をつけて、楽しそうにユエは喜んだ。


「僕…お父さんにご褒美……あげなきゃ…」


 チュー


「!?」

「大人になったら、お父さんのでお嫁さんになるからね♪」

「お父さんは…だめかな?」

「パパは、勿論…1000000000000000%の確率で結婚します♡」

「本当?」

「勿論だよ♡」

「わーい♪」


 恥ずかしそうにユエは頬にキスをして、眼鏡の研究員は驚き→ニンマリした顔になった。


※妄想終了※


※※※


 目の前でニンマリして眼鏡の研究員をギル少佐は見て、


「……」


[天空時主任殿は有能で優秀だが娘を溺愛してる為に、普段でも表に出るから色々と意味ですよ。]

[親バカですね。]


 やれやれとポーズでギル少佐はとり息を軽く吐き馬車は走り去った。


※※※


※とある部屋※


「ここは?」


 見渡し僕はとある研究室のガラス部屋の一室に来た。


 ガルンは壁のスイッチを入れ灯りがつくと、


「ここの強化ガラスから見る程度なら大丈夫だろう……」

「え?」


 ガラスの向かい側の部屋の電気が点いて、そこに黒い子犬、人の肩に乗れるような赤い小さなドラゴン、茶髪で結んだ髪で頭から真っ黒な角、背中に黒い翼、お尻から黒い尻尾を生やして、黒いビキニの水着みたいな露出度が高かったが顔立ちはルルお姉ちゃんだった。


 ガラスごしに僕は見て、


「えーと……」

「キュー[美味しそうなご飯!]」

「ガウ[人間美味そう!]」

「ソノコウマソウ♪」


 一斉にガラスに体当たりして来てた。


 ガラスのお陰で助かったが、何度も体当たりや爪を引っ掻いたりガラスに噛み付いたしていた。


「キュー[美味しく骨まで食べてあげるわ♪]」

「ガウ[ここから出せ!]」

「ソノコキモチヨクスベテヲワスレルグライ二ワタシガシボリトリトルカラココヲアケテ♪」

「ノミタイ♪」

「…そ……そんな………」


 予想がいな事に顔を青くして悲しくなり僕は後退りした。


「魔物には心は無い!有るのは食べるだけの本能だけだじゃ諦めろ!」


 実験をやったガルンだがルクスは怒るよりもこの部屋から逃げ出した。


 この部屋には居たくなかった。


「やれやれ……」

「所詮は子供か。」


 欠伸をしてガルンは尻かきスイッチを消して部屋を出て、


「見たぞ…」

ルクスを泣かした…」

「へ?」

「あ…お前は!?」


 冷えたしさ声が聞こえて振り返りガルンは頭と体が離れて血が出る事なく転がって、凍りつき粉砕した。


 手には青い大釜を持っていた。


「………」


 大鎌をしまいと冷たい目で粉砕するガルンを見下ろして僕の方にコツコツと歩き始めた。


[……嘘だ…こんなの!]

[イター!]


 涙を流し途中の床でコケて両手で握り拳を作って叩きつけた。


 バーン


 音が鳴り響きコツコツと足音が聞こえた。


「ここに居た。」

「………え?」


 僕が振り返ると凛とした声が聞こえて振り返ると、僕よりも3〜4歳ほど年上で、青い長髪、綺麗な顔立ちだが表情は無い、傷がない白い肌、やや膨らみがある胸、青いドレスを着て、手には高価な手袋、足には青いハイヒールを履いた美少女だが、目に光は無い無愛想な美少女だった。


「えっと…誰?」


 座り込み僕は訊いて青髪の美少女は片膝をついて、


わたしは今日から君のお目付役の暗殺天使4号」

「お目付役?何で?」


 意味がわからずに不思議な顔に僕はなった。


 美少女は自分を見てきて、


「つまり貴方はわたしのご主人様」

「え、ご主人様!?」


 驚きの表情になった。


 頬を膨らませて美少女はジト目で、


「むー!」

「ご主人様は……つまり嫌?」

「いや…」

「贅沢」

「いきなりは理解が追いつかなくて……ごめんなさい」


 手を前にかざして僕は謝った。


「あれ……?」

「ご主人様…ご………さ…ま」


 その場に僕は倒れて美少女は駆け寄って来た。


 なんか、凄く眠い……どうしてだ…………ろう………


※※※


※とある豪華な部屋※


 とある部屋の水晶玉から先程の光景を観ていたが、


「やれやれあの子はガルン教授を殺してしまったか♪」

「どうします?」


 楽しそうに微笑む人物は言うと後ろのメイドの女性が前に出て声をかけた。


 片手をヒラヒラと振って、


「別に問題無いじゃ無いかな?」

「いいですか?」

「既に僕の相手は出来たんだし…ガルン教授が死んでも対して状況は変わらないよ♪」

「そうですか」


 グラスに飲み物をそそいで水晶玉を再び見始めて、メイドは後に下った。


[さぁ…早くルクス君……僕の盤面を見せておくれ〜♪]


※※※


※???※


 ここは……?


 真っ白な世界で僕は自分の姿だけ見えた。


『ようやく貴方様と話せますね。』


 え?

 だれ?


 頭に声が少女の声が聞こえて左右に顔を振った。


 不思議なのはこの少女とは始めて会うはずなのに……懐かしいような気になった。


わたくしはまだ姿をお見せ出来ないので声だけでごめんなさい。』

『貴方様にお願いがあります。』


 え?


『お名前を頂けませんか?』


 どうして?


『それは…ヒミツですがだめですか?』


 流石にヒミツだと……


 これには困った顔になった。


 少し不安な口調で僕は言うと少女は、


『そうですね。』

『貴方様が試練を越えたからと言っておきましょう。』


 試練?

 まさか…あの夢は…


『ええ。あれはわたくしが貴方様の夢に干渉して試させてもらいました。』


 何の試練なの?


『既に貴方様ならお分かりかとだと思いますが?』

『3人の魔物…』


 あ!?


 少女は囁くとガルンに連れてかれたガラス部屋を思い出した。


『そう皆は白、黒のどちらかを選択しました。』


 そっか皆はどちらかを選択したのから……


 残念な真実を知った。


『貴方だけ試練をの乗り越えましたので、わたくしに名前を?』


 ネーミングセンスは無いど…


『構いません。』


 じゃ、貴女の名前はリィーン


『最後の干渉で、名前をくださりありがとうございます。』


 え? 

 最後の……


 背景が歪み始めた。


『貴方様は起きようとしてます。』


 僕の名前はルクスだからね! 


 最後に僕は叫んだ。


 ……ルクス様………………わた………じょ………い……


 最後は何を言ってるかは分からなかった。


※※※


※ベットの上※


 目を覚ますと体を起こして左右を見渡しルクスは見慣れない部屋で、まるで豪華なスイートルームのホテルみないな大きめのベットに居た。


「……ここは?」


 むにゅー


「え?」


 横を振り返ると僕は先程の美少女の青いドレスを着て寝て柔らかいモノに触れると、目が覚めてそれが胸だとわかった。


「あ…おは…よう……」

「のああああー!?」


 美少女も起きて僕は慌てて離れ土下座した。 


「あ、エッチ♪」

「でも気にしないで…」


 指をパチンと鳴らしてアイテム・ボックスからサンドイッチを出した。


「ご飯を食べて。」

「うん、ありがとう。」


 ハムサンドを手にとって僕は部屋を見渡して、


「……って、ここ何処?」

「ご主人様が倒れたから、一番広い部屋に連れてきた。」


 自慢げに言われても困るけど、


 え、一番広い部屋………


「勿論、冷気で消毒済み。」 


 無表情で美少女は親指を立てた。


「うげー!?」

「どうしたの?」


 見たくもない部屋の中央には、ガルンがウインクして薔薇をくわえレモンを持った裸の像が飾られており、食べたサンドイッチを吐きそうになった。


 目を反らして周りの壁を見ようとしたが、得体の知らない何かの解剖写真が壁一面にあって口を押さえて僕は吐きそうになった。


「おえー!」

「壊す!!」


 美少女は冷たい息を吐き一瞬で周りの写真や像が凍りつき粉砕した。


[青髪のお姉ちゃん…こわー!]


 驚きの顔に僕はなり、


「!?」

「私の冷気は全ては凍りつかせ砕く」

「…名前は?」

暗殺天使四号あんさつてんしよんごう通称『蒼き死神』」


 僕は訊いて美少女は何処か悲しそうな口調だった。


「じゃ、名前はなんとなくだけど……シュイさん」  

「え!」


 僕は咄嗟に適当な名前をつけて美少女の表情が固まった。


「名前が無いと寂しいから…僕はルクスね。」

「ルクス、ありがとう。」


 抱きついて薄く美少女が僕は笑った気がした。


 続く


※※※


 オマケ・[一緒に寝る]


※シュイ視点※


 ルクスが倒れた後にわたしは走り回ってドアを見つけては開けまくった。


「お!」


 広い部屋を見つけて部屋がぐちゃぐちゃだったので奇麗に片付けをして、念入りに向こうの世界で購入した消毒液ベットに沢山かけて水浸しなったので、私は水気を冷気で凍らせて粉砕させた。


 ベットはクーリンな状態なったので、ルクスを寝かせて服を脱いでそのまま一緒に寝た。


[一緒に寝たら…凄く落ち着く]


 でもルクスは汚れが酷く臭かったが、それは明日にやればいいやと思い眠ることにした。


END

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