第99話 ケア文学&ブックセラピー&キャラ至上主義

『世界文学をケアで読み解く』小川 公代

https://amzn.asia/d/1z9SPTR


 この本が気になったのは結構前、たぶん去年だったので出版された直後におすすめの中で出てきたように思います。


 もともとはアマゾンで子ども関係の本をあさっていたら出てきたので、つながりがおもしろいなと。


 とはいえ、実際に手にとったのは、先日のウェイリー版源氏物語の近くにあったから。そこであとがきを読んで、あ、これは私のための本だ、そう思って手にとったら離せなくなりました。


 他にも読んでみたい本があふれているのですが、やはり実物の本になると物理的重さなどから「全部は買えない」となります。


 でも図書館では難しいこともある。諦めて今たまりにたまった本を処分する決意をしつつ、購入しました。


 ちょっとずつ読んでいるのですが、去年アカデミー賞を取った「ドライブ・マイ・カー」なんかも出てきます。


映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト

https://dmc.bitters.co.jp/


 

 自分の中でケア文学というジャンルがあるというのは、たぶんセラピーとしての読書あたりから、へーと思って意識し始めたように思います。


 調べてみると色々出てきますね。


「本で心に癒やしを与える『ビブリオセラピー』ビジネスパーソンのための本の読み方・選び方」

https://workmill.jp/jp/webzine/biblio-therapy-20221115/


 ビブリオ・バトルなどは知っていましたが、ビブリオセラピーという言葉があるとは知りませんでした。


 ちょっと今こどもがプレイセラピーを受けていて、ほかにも結構前ですが仕事で箱庭療法にかかわったこともあり、なんとなくですが自分がここあたりに興味関心があるんだなぁと感じています。


 今、不登校ネタで何か小説にできないかと考えているものの、結構ブレブレで定まりません。一度プロットまで立ててみたものの、どうもぼんやりしている。


 多分、私自身がまだぼんやりと何を書くかがわかってないからだとは思うのですが、これで何を描きたいのか。


 ホラーなら復讐的な方向にもいくし、癒しやお祓い的な内容でも行けそうです。ミステリーであれば、刑事罰としてどう犯人と対峙するか、でしょうか。民事でもいいですが、たぶんどうしても何が罪かは描かなくてはならない。


 ではケア文学としてなら? 苦悩しまくる親と子ども。でも親と子供の苦悩の描き方も方向もだいぶ違います。


 最近不登校支援のフリースクールやオルタナティブスクールの動画なとも見ますが、元元学校の先生だった人たちが多く、どこまで行っても学校から逃れられない息苦しさなんかも感じます。


 うーん、どうすると、いいんだろう?


 悩みながらもプロットより、そろそろキャラクター作ったほうが早そうだなぁという感じになってきたところに、こんな漫画と出会いました。


「出張編集部で頂いたアツイおことば。」

尾花せいご@関コミG-61.62

https://x.com/seishoobi/status/1845677258155143371


 とりあえずキャラクターを作ってみよう。そう思いました。ひとまず1家族からですかね。


 あと、ケアの本を読んで、夫のほうも今回はもうちょっとまともに組み立ててみようかなと。


 とりあえず面白さはまだ早そうなので、キャラクター作りから始めて行ければと思うのでした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る