第79話 『100分de名著』と虎に翼ダイジェスト

 すっかり忘れていた『100de名著』「ウェイリー版源氏物語」(4)を見ました。


https://www.nhk.jp/p/meicho/ts/XZGWLG117Y/blog/bl/p8kQkA4Pow/bp/p39a07jd23/


 (2)と(3)を見損ねていたことに気が付いたのが先ほどでして、もうこれはNHKオンデマンドで見るしかないなと。


 1本あたり110円。見放題は990円。1か月単位なので、10月に入ったら契約してみます!


 というわけで、間を飛ばして(4)を見たのですが、非常に面白かったです。「らせん訳」をされたお二人は姉妹だそうで、しかも俳人、詩人でいらっしゃるとか。


 シェイクスピアやノアの箱舟などが英訳に潜まれていて、読んだ当時の人達のイメージイラストも毎回非常に面白いです。


 「小説ノヴェル」とはの訳は、原文だともっとさらっと書かれていたのが、ウェイリーによって非常に豊かな文面になっていたんだなと。


 この回のはテキストも購入したので、改めて読んでみようと思います。



 そして流れ的に目に留まった『虎に翼』25週のダイジェスト。改めてこれは見たかったと思ったのは、2年前に書いた小説に明治の大審院長が登場したんです。


 結果的にそうだったという形ではあるのですが、元オランダ通詞の西成度さんが最終的に大審院長になったときに、世話になっていた母子三代がいて、元オランダ通詞の名村五八郎=元度さんの奥さんと娘さんを主人公にして書いた作品でした。


 (その前は名村さんを主人公に遣米使節の話をかいてました。どうしても「博物館」と通訳したシーンが書きたくて)


 なので調べながら書き始めたはいいものの、まさか大審院長になっているとあとで気づいたもので、しまった! これはちょっとうまく書けないぞと思ったものです。

 

 なので今回の『虎に翼』は昭和に入ってからの話ですが、それでもほんの20年前は明治です。絶対今よりも近い。


 ミステリーを書くときにとりあえず法律勉強しなさいと言われますが、現代の法律だって難しいのに、まして明治の初期に当時の海外の憲法翻訳したりしてたガチの人たちがオランダ通詞なわけです。


 単なる通詞ではなく当時の国際法もろもろを知って翻訳したうえで、条約締結などでバリバリにやり取りし、その後港などに出向いては事件解決に奔走してきた人たちです。


 いや、簡単に太刀打ちできると思ってませんでしたが、これはちょっと手を出すにはベースがなさ過ぎました。


 というわけで、明治憲法やら民法やらも含めて学べるものなら学びたい。ふわっとでも雰囲気でもいいから知りたい。


 そのためにもNHKオンデマンドが必要だと判断しました。


 というわけで、10月はいろいろ視聴するぞ! 楽しみです。

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