第69話 取材のチャンス

 皆さんは取材ってどんな風にやってますか? と、たまに聞きたくなってあちこち情報を集めるのですが、これが人によるようで本など中心という方から、対人でインタビューなどする方まで様々。


 私自身は結構半々です。実際に現場に行けるチャンスがあれば行きますし、かかわったことのある人などをモデルにキャラクターや作品を作ることもあります。


 と言っても、実際の出来事ってほとんど執筆のきっかけに近いので、実際の作品内容はフィクションです。リアルにあったことを複数かけ合わせたり、ニュースなどの実際の情報をミックスしてアレンジして作り上げることが多いかもしれません。


 それでも最近思うのはどうも自分は、実際の人としゃべったりやり取りしたほうが作りやすいのかも? ということ。


 以前歴史系を書いていた時は、完全資料ベースで自力でやりましたが、それでも古文書講座などで当時の文字の話などを聞くチャンスや、NHKの番組などでもなるべく情報を集めました。


 そして思ったのですが、どうも体感したほうが書きやすいなと。当たり前かもしれませんが、自分が書くとき作品の軸がぶれにくいのは、私の場合は現実にどこかでリンクする話なんですよね。


 そして一次が通りやすいのも、資料ベースだけで書いたものより、リアルな人と何かの話のきっかけなどで「これをネタに書きたい」と思った時のほうが、筆に説得力もでる……気がします。


 というわけで、自分のメンタル的にも週1でも人としゃべっていたほうが落ち込み方が低め安定しているようだとわかり、なるべく話す機会を作るようにしています。


 まぁ、今は子供関係メインですが、それなら子ども関係の実際のネタを小説に落とし込んでいけるといいなと。


 というわけで、今日も出かけてきましたが、やはり自分が知っているのは狭い部分もあるし、その一方でまったくゼロベースの人よりかは、やはり情報が入りやすい立ち位置だなぁと思ったりしています。


 どうしても子供が不登校だと、親子でメンタルも連動しやすいのですが、うちの子が家にこもるタイプではなく、人と会った方がある程度刺激もあるし、何より親子でべったり24時間一緒の空間にいるより、離れたほうが確実にいい影響が互いにあります。


 ここあたりは低学年から中学年になったからこその部分でもありますね。


 人と話すことで結構すっきりメンタル落ち着いて、取材にもなるなら一石何鳥? みたいな気持ちにようやく戻ってきたように思います。


 いや~、それにしても今回は落ち着くまでに季節が二つくらい変わったので、なかなかに長かったですね……。


 まだまだ先は長いので、倒れないようにやっていこうと思います。

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