第54話 歴史探偵 光る君へコラボスペシャル2 源氏物語
水曜日に放映された歴史探偵 光る君へコラボスペシャル2 見ました!(ネタばれあり)
9/4(水) 午後10:44 までNHKプラスで見れます。
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024082817716?playlist_id=d7267c5c-5953-4374-90f4-5768431d70c6
ゲストは道長役の柄本佑さん、一条天皇役の塩野瑛久さん。
冒頭のトークで一条天皇の反抗期というパワーワードに爆笑でした。
そうか、あれは反抗期だったのか! たしかに!
役者さんたちのトークも楽しいですが、必要な紙の枚数から、どう考えても紫式部が夫を亡くしてから手慰みに書き始めた物語が評判になって、それを聞きつけた道長がパトロンになったという従来の定説(小学校の時に読んだ歴史漫画にも描かれていた)とは違う、新しい視点からの大河ドラマという流れが本当に見事でした。
結構盲点だったんだなぁと聞いていてわかります。
紙、現代はほぼあるのが当たり前であり、誰でも手に入れられるからこその盲点だったのか。
そういえば最近文学を科学的に分析するジャンルが研究などでも増えてきたとか。今までは文字の中身中心だったところから、紙や使われた炭などの素材や数字から見えるデーターサイエンスで切り開かれる文学研究。
今や文系理系の垣根は自分が学生時代からはだいぶ様変わりしているようです。
また本の形で小説は下(嘘をつくから仏教的に罪というのもなかなか)で正方形、長方形のほうが格が上というのも面白かった。
最後に依頼で書かれ始めたと考えらえる源氏物語の中に、式部の考えはどこまで反映されていたのか。
以下は、番組の画像の書き起こしですが、キャラクターのセリフにして言わせるというのが王道だなぁと。
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この世に生きる人のありさまには、
見ているだけではもの足りず
聞いても聞き流せないことがある
後の世に伝えたいと感じる
そうした事柄を
こころにしまっておけず書いたのが
物語の始まりなのです
「源氏物語 蛍」
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源氏物語がドラマの中では道長という情報提供者がいて一条天皇をモデルにしつつ光源氏を作り上げていったというのも、今回の『光る君へ』を最初から見ているからこそ、ああそうなのかと腑に落ちる。
歴史とドラマが最新の研究結果によって結びつき、物語としての筋が作られる。
さすがNHKの大河ドラマと思わせる歴史探偵でした。
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