第16話 ベクデル・テスト 【執筆論】【演劇論】
初めて聞く言葉を知ったのでメモ。
『ベクデル・テスト』。最初は『ベクデルテスト』と中丸点なしの状態で文字の羅列を目にしたので、「でくべるてすと」などと目が滑ってしまい、何のことやら? と早速検索した。
ちなみに、子供の習い事のアナウンスで登場した言葉である。インプロという即興演劇の習い事をしているのだが、親も結構参加する上に、子供以上に親が気に入って企業研修など依頼するという、なかなかにマルチ展開をしている。
我が家は実はSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)代わりに見つけた。その際「お子さんにとてもあっていると思います」とインプロをご存じの方に背中を押されて参加したのが始まりだ。コミュニケーションの習い事と呼ばれることもある。
そんなわけで登場した『ベクデル・テスト』。もともとは映画のジェンダーバイアスチェックのためのものだそうだ。
1、少なくとも2名、女性が出てくる。
2、互いに会話をする。
3、話題は男性以外のものである。
女性は名前がないというものと、名前のついている二人の女性という制限がさらに追加されたものもあるとか。
詳細はウィキペディアを参照してほしい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88
これが映画から演劇、脚本の中にも入ってきているらしく、フィクション作品というくくりになれば当然小説も含まれるだろう。
さて、自分が今まで書いた小説はどうだったかと振り返りつつ、次に書く小説で、この約束を満たす内容になるよう意識するというのもいいかもしれない。
ただちょっとした疑問だけれど、子供の話をする場合、男の子だとやはりこれもカウント外になる? と考えると、そもそもテーマ設計から実は考えないとならないかも? と、なかなか頭を悩ませそうなものでもある。
ほかにもLGBTチェックや、女性主人公チェックなどもあるので、どのチェックをクリアするかを選択するのは作者なのだろうなと思う。
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