第8話 エッセイ1万文字達成 【日記】

 ようやく8話まできた。一日公開できなかった日があるけれど、言いたいことがうまくまとめられずに時間がかかった。


 大体一話あたり1000文字前後を目指していたけれど、無理だった。1000~2000文字くらい書いてしまう。おそらくこの8話で1万字を超えるだろうと思っていたら、7話で1万字を超えていた。


 このままの調子で書くとすると、大体70話分書けば10万文字の計算になる。おそらくもう少し話数は少なめで達成できそうだ。


 それくらい、つらつらとまとまりなく書いてしまいがちだが、とりあえずそれでも書かないよりはいい。書き渋るくらいなら、書くだけ書いて後で削る方が性に合っているように思う。


 ただし読みやすいかどうかは別問題。書くこともその場ののりで決める事もあれば、なんとなく繋がりを作って次の内容も決めていることもある。現状メインの目的はリハビリなので、もうしばらく無目的な調子で書いて見ようと思う。


 本来は校正をやりたいところだけれど、どうにもそこまで行き着いてない。まぁやはり書く内容を決めずに書くと散漫になるし何を言いたいのか自分でもわからないレベルになっているとわかってきた。


 例えば、小学校の連絡帳という仕組みがある。これは本来子供が自分で翌日の時間割や持ち物などを書くものだけれど、親と担任の先生とのやり取りに使われるものでもある。


 これが我が家は非常に多い。今年は意識して書かないようにしているけれど、昨年など書き始めるとたいていA4が2枚ほどになる。なんとか2枚に収めて、印刷時に1枚にまとめで印刷するという体たらくだ。


 けれど、短い言葉で書くと誤解がどんどん大きくなるため、ある程度の量を書かないとうまく行かない。しかし長く書いたからと言って通じるかというとそうでもないので、量の問題は結局コミュニケーションの根っこに問題があるとどうしようもないと学んだ。


 簡単に言えば使用言語が違いすぎて、お互いの語る内容を理解する前に単語で躓くようなものだった。学校の先生達が使う学校用語と私達が日常で使っていると思われる単語にズレがあり、仕組みも根底から違う。そのことを一つ一つ確認していたら二年もかかってしまったという話。


 今回このエッセイを書くときも、どの程度説明を入れたものか悩んだりもしている。例えば『ハンチバック』は難解というより、普段聞きなれない単語が多く登場する。それは障害に関する言葉だったり機器類に関する言葉、はたまたネットスラングや人文系の教授や年上の院生たちが好む単語をあえて使っているなと思わせることばの選び方をしていた。


 こういうの好きだよね? という描き方は、まんまと一部の人達を釣り上げているように思う。その一方で「何を書いているのかわからない」ということでバカにされていると感じたり、自分は読み手としては否定されていると感じる人もいるだろう。


 『ハンチバック』への怒りと絶賛の両極端な感想は、アマゾンのレビューを見ると面白い。一方で、市川さん自身が登場する動画は比較的好意的なコメントで溢れているので、文字や音声で読む作品と、作家本人を見たあとの印象の違いなどが明確になっているように思う。


 なので結局読みやすさの目安を最終的には文字数に落とし込むしかないのかと思ったりするけれど、1000文字というのは私にとってはとても短い量になるようだ。


 基本文字数から自由に見えるカクヨムでも、やはり読み手とのやり取りとパソコンやスマホで読む量はある程度制約があるのかなと、おそらく3年前も考えたことに立ち返っている。

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