初めて幸せを手に入れる?!

もろーる

第1話~デート編~

彼女は細身でショートカットの女性で、

趣味は美容とファッションだ。


彼女はマッチングアプリをやっていて、 今日ある男性と会う約束をしてた。その男性は

最初のマッチングアプリでのやり取りから、

いつしかLINUでのやり取りを始めた男性だ。


初めて出会った場所は待ち合わせとして約束していた、とある駅だった。


彼女が駅に着いた頃には既に彼は先に到着していたらしく、彼女は彼に電話を入れた。

すると彼も電話に出てくれて、

彼女は彼に伝えた。

「今○いるんだけど、どこにいる?」と

すると、彼から返答が来た。

「○いるなら俺迎え行くから待ってて。」

そう言われて、彼女は彼が迎えに来てくれるのを待っていた。

すると、現れたのは彼女が彼を見た時、

誠実で真面目そうな男性だった。


彼女は安心した。それは彼が真面目で誠実そうな人だったからだ。


実は彼女は、メッセージで前もって

オムライスが好物な事を彼に伝えていた。

彼は予約してくれていたのだ。

オムライスがある洋食屋さんに。

その優しさ、彼女は嬉しかったのだ。

そして2人は洋食屋さんに入り

彼女はオムライスを、彼はハヤシライスを

注文した。

2人は年齢の話をした。彼女が

「私24歳なんだよね〜彼君は何歳なの?」と言うと、彼は「俺、27歳だよ」

と言ったのだ。

(ヤバい、普通にタメ口で喋っちゃってた。)

と一瞬だけ彼女は焦ったのだ。

だが何も問題なく、彼も

「タメ口の方が嬉しい」と言ってくれたので

彼女の焦りは払拭されたのだ。


そして食事が来る前に、お互いに色々話しをしていた。彼はニコニコしていた。

食事中も喋り倒す彼女に彼は笑顔を向け、話の内容によっては表情を歪ませていた。

オムライスもハヤシライスもワインも全てを美味しく頂いた挙句、ニコニコと笑みを浮かべて話を聞いてくれる彼と一緒に過ごす事が嬉しくて彼女は幸せに満ちていた。


彼女は彼の事を飲みに誘ってみた。


「ねえ、今日まだお酒を一緒に飲まない?」

と、すると彼の反応は

「次にまた会う時にした方が良いよ。」

そう言い、あまり乗り気ではなかった。

だが、雰囲気で彼女はわかっていた。

彼が乗り気ではない理由が、それは

彼なりの優しさだったのだ。

明るいうちに彼女の事を家に戻そうという、彼自身の優しさだったのだ。


それでも彼女は強引に彼にお願いをする。

「私は大丈夫だから飲み行こうよ〜。」

すると彼も何か思う事があったのだろう。

「良いよ、じゃあ飲みに行くか!」と

あっさりと彼女の要求をのんでくれたのだ。

これに対して彼女は心底ありがとうといった感謝の気持ちと、まだ彼と一緒に居れるんだ

という喜びが彼女の心を覆った。


その時、彼は何を思っていたか。

強引に彼女に飲みに誘われて嫌だとか思われてないかなんていう心配は彼女自身全くしていなかった。


彼女からしたらそんな心配よりも、まだ飲めるんだという幸せと、まだ彼と一緒に居れるんだという幸福感でいっぱいだった。










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