メモリー

夕雨 夏杞

メモリー

思い出をスクロールする


それらを眺めて


わたしはうっとりする


一枚の画像から


わたしは思い出を再生する


憶えている


刻まれている


神経のすべてを起動させる


さわさわ さわさわ


じりり じりり


わたしは放電している


ほろりと合図が鳴って


わたしは電源を落とした

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

メモリー 夕雨 夏杞 @yuusame_natuki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る