第93話 乙女の肉遊び

「うーん……」


薄暗い部屋の一室――キールザランの役所にある尋問用の地下室であった。

立会者の老人、第一法務官エルゼーは顔を青くし、既に胃の中のものを二度吐き出していた。


クリシェは腕を組んでうーん、うーんと静かに唸り、時折その腕を振るう。

短刀が浅く脂肪を裂いて、くぐもった悲鳴が上がる。

ダグリスは黙って壁にもたれ掛かり、その様子を眺めていた。


「カボチャ三万個……」


記録に残っていたエルヴェナの値段であった。

クリシェの剣で言えば三本買える値段。

クリシェの『お小遣い』から捻出するにしろ中々の大金である。

金額は予想よりも大きなもので、エルヴェナは随分と高価な奴隷であったらしい。


それなりの学があり、見目麗しく、従順。

物覚えも良く、礼儀作法の類をしっかりと身につけており、単なる村娘とは違って良家に生まれたエルヴェナの値段はとてもお値打ち価格とは言えないもの。

以前の奉公先で高価な美術品を壊したという建前が用いられているらしく、彼女が背負っている借金はその辺りの奴隷と比べて十倍以上の額であった。


「むぅ……カボチャが三万個も……」

「む、ぐ……っ、……ん、がっ――!?」


考えごとをしながら短刀で肉を弄ぶ。

粘ついた肉の音と汚らしい悲鳴。

猿ぐつわを噛まされた中年の悲鳴を聞きながら、クリシェは上の空。

桜色の唇に指を当てつつ考える。


その奴隷が背負わされる借金は、今回のように権力を振りかざされ奴隷を買いたたかれる時であっても最低限購入者側が支払う必要がある。

一応、表向き正当な――法的に認められた借金であるためだ。

それは奴隷商が定める『奴隷の最低保証価格』というべきもので、どうあっても彼女達に借金が存在しているのは事実であるため、奴隷を解放しようとすれば必然購入者はそれを肩代わりするという形になる。


そうでない手段となれば、裁判を起こし記録を遡ってその借金が不正な手段で負わされたものと証明するくらいであるが、それもまた難しい。

当然奴隷商側はそれに対処しているし、それを証明するための労力がどれほどのものかと考えれば、逆に金が掛かってしまう恐れがある。

奴隷商が奴隷をたらい回しにするのは、善意の第三者としての立場を作り上げるためだからだ。


盗品を知らずに購入したものが罪に問われることはないし、盗品であったからとそれの引き渡しを命じた場合でも、善意の第三者に関しては当然ながらその購入に要した金銭を保証してやる必要がある。

何人もの奴隷商を一人一人調べ、それが本当に善意――『不正な手段で負わされた借金である』という事情を知らずに債権を購入したかどうかを調べるというのは考えただけで億劫。

やはりそのあたりを考えれば、金を払うのが素直な解決となるのだが、しかしカボチャ三万個。クリシェは迷いに迷っていた。


無論乱暴な手段も存在する。

法的にどう逃げようが、相手は限りなく黒に近い商人なのだから、クリシェが適当に痛めつければすぐに借金をチャラにしてしまえるだろう。

捕まえると脅しつければ向こうからただで譲ってくるかも知れない。

最終的に殺してしまってもいい。

けれどそれは賄賂や恐喝、横領といった違法な手段であって、クリシェは幾分ズレた倫理観の持ち主。

その手段はいけないことだと考える。


クリシェに取って法というルールは基本的に守るべきもので、それを破っていいのはどこにも露見しない場合のみである。

ベリーは『ルールを守らない悪い子のクリシェ』より『ルールをちゃんと守れる良い子のクリシェ』の方がずっと好きで、当然クリシェが目指すのはベリーに沢山好きになってもらえるクリシェなのだ。

そうしたルール――法を犯してエルヴェナの借金をどうにかするという考えはクリシェにそもそも存在していない。


クリシュタンドの財政状況は戦争継続中の今それほどのゆとりもない。

ガイコツと話してエルヴェナは残念だが仕方ない、と考えていたクリシェであるから、余計に悩ましいのであった。

無論全体から見ればエルヴェナの金額など微々たるものであるのだが、それでも数万の兵士を一日食わせることが出来る金額である。

そんな大金をセレネにお願いをしても良いものか、どうなのか。


うーん、うーんと考え込みながら皮を裂き、筋肉を傷つけず脂肪をぐちゅぐちゅと短刀で掻き回す。

悲鳴が上がり、耐えきれなくなった立会者エルゼーは汚物入れに嘔吐する。


汚臭に満ちた空間。

可愛らしく困った顔で、二本の銀尻尾を揺らしながら、クリシェが紫の瞳に浮かべるのはカルアであった。









――なんでここに。

まずカルアに浮かんだのはそんな疑問だった。

本物かどうかを一瞬疑い、けれど疑いようがない。


昔より随分背丈が大きくなって、美人になって、けれど面影があって。

顔は自分にそっくりだった。幼かった昔から比べるとずっと。

昔と変わらない肩で揃えた髪。

カルアに憧れて長く伸ばそうとした時期もあって、けれどちょっと癖があり。

姉さんみたいにはならないとわんわん泣いていたことも昨日のように思い出せる。


記憶の中の彼女とは少し違う。もう何年も経っているのだから。

でも、ベッドにいた彼女はずっと自分が捜してきた妹だった。


「……エルヴェナ」


そんな髪は乱れていて、その真白い肌に幾筋か、僅かに残る鞭の痕。

乳房を強調し、面積の少ない卑猥な黒い下着姿。

左肩には奴隷を示す入れ墨があって、彼女がいるのはベッドであった。

カルアの視線に気付くと、エルヴェナは咄嗟に自分の身を恥じるように体を隠し、目を伏せた。


ここは寝室のようだった。

そのベッドの上で何をしていたのか、何をされていたのか。

カルアの視線が下着一枚を穿いた男に向く。

汚らしい脂肪の塊。

醜悪な姿――ああ、こんな奴を何度も見て来たと思った。

どういうことをする人間かもわかる。


そして今その男は目の前にいて、自分の右手には剣があった。


「エルヴェナに……っ!!」


頭が真っ白になっていた。

一息に踏み込み、大上段から直剣を振り下ろす。

両手足を裂いて、痛めつけて、そうして殺してやるのだと。


――しかしその刃は途中で止められる。

か細い手がカルアの腕を受け止めていた。

その手は剣を振り下ろす腕の肘に――踏み込んだ膝を足で押さえ。

どこまでも正確に、その動きの起点を封じられる。


「カルア? ここで殺しちゃ駄目ですよ」


眉尻を下げ困ったように。

クリシェは小首を傾げ、カルアを見つめていた。


「……うさちゃん、どいて」

「え、と……」


ますますクリシェは困惑を強める。

致命的なほど察しの悪い、いつもの天然振りだった。

理解してもらうにはどのように説明すればよいのだろう。

けれど体を動かす殺意と衝動――そうする余裕も今はない。


「……わたしはずっとそいつを探してきたの。そいつを殺すために、ずっと」


今はクリシェの察しの悪さが煩わしかった。

距離を離して、呼吸を整える。


「エルヴェナを、わたしの妹を酷い目に遭わせた奴を。絶対に殺すって、そう決めて……何年も旅してきたの。だから、今だけ黙って、どいて……」

「う、ん……? 妹……」


疑問を濃くしていくだけのクリシェの様子。

苛立ちが募って、転がる男への憎悪がますます強くなっていく。


「それはまぁともかくですね、今はダメですよ。立会人もなく拷問や殺害を行なうと、それは私刑になってしまいますからね。その辺りはちゃんと守らないといけません」


法がどうだとか、そんなことではない。

それをこの場で――カルアの感情を彼女に理解させるのは不可能であった。


「カルア、落ち着いて……ぅべっ!?」


ミアが慌てたようにカルアを押さえようとし、けれどカルアは身を躱す。

躱されたミアはベッドに突っ込み、クリシェは呆れたようにそんなミアに目をやって――カルアが動いたのはその瞬間。

カルアの目には、ロランドだけが映っている。


クリシェに生じた一瞬の隙を狙って頭上へ。

天井を足場に、蜘蛛の如き動きであった。

一息にクリシェの背後に回ると、ロランドの肉へと刃を埋めようとし――しかしその剣が中程から切断される。


見るまでもなく、感じるまでもなく。

鋼を引き裂いたのはクリシェの剣だった。


鞭のように体をしならせ、そこに生じる速度の全てがその剣先を加速させる。

鋼に対し刃こぼれなきよう滑らせて、摩擦によって剣に亀裂を。

そして僅かな角度をつけ切断し――全てが計算され尽くした芸術的な刃。

子供が振るう小枝か何かを相手にするように、カルアの全力の剣をクリシェは容易に両断してみせた。


とはいえ予想していたこと。

隙の一つでクリシェを抜くことなど不可能だとわかっていた。

すぐに剣を手放すと、既に引き抜いていた短剣を突き立てようと繰り出し――そこでカルアの体がふわりと床に叩きつけられる。


「もう、どうしたんですか? カルアが今やってることは命令違反……ん、まぁ今回は来なくていい仕事でしたし、ひとまず軍の業務外ということにしておくとしてですね。ともかく。いい加減にしないとクリシェも怒りますからね?」


衝撃もなく、痛みもなく。

ただカルアの両腕に膝を乗せ、自由を奪い。

子供でも相手にするように、誰より幼い少女が告げる。


「っ……」


情けなかった。

自分の全力――それでも刃は届かず。

本気ですらない少女に対し、相手にもならず受け止められて。


――ああ、と思い出した。

どれほど必死になったところで、いつだって得られるものは徒労と空回り。


その感覚はよく知っている。嫌と言うほど味わってきた。

金も実力もなかった女一人が出来る事なんてたかが知れている。

だから色んなものを捨ててきて、なんでもやって、必死で努力して、けれど、手がかり一つ掴めなかった滑稽な自分の姿。


ようやく、偶然にも仇を目の前にして、それでも自分は何もできず。

これまでの色々が、そこに重なって見えた。

今のこの姿は、自分が歩んできた滑稽な道の集大成だった。


目の前の銀色の髪も、紫の瞳もぼやけて、滲む。


「……お願い、お願いだから、わたしにそいつを殺させてちょうだい。……お願いだから」

「ぇ、と……? か、カルア?」


クリシェが慌てる様子が見えた。

どうしようもないくらい情けなかった。


「……ねえさんっ、もういいですから。わたしは、大丈夫ですから……」


駆け寄ってきたエルヴェナの声。

頭から抱えられ、カルアは声を押し殺して静かに、堪えきれず嗚咽を零す。


跨がったままのクリシェの処理能力は限界に達していた。

そんなカルアとエルヴェナの様子に一人右往左往し、


「……ミア、どういうことですか?」


とベッドの縁に頭をぶつけ、額を押さえていたミアにようやく尋ねた。







1,カルアには妹がいたが誘拐され奴隷にされてしまった。

2,必死に何年も探していたが見つからず、空振りばかり。

3,ここでようやく見つけることが出来たと思えば、ロランドの奴隷にされていた。

4,ロランドを殺したいカルアの気持ちは理解してあげてほしい。


一旦ダグリスにロランドを任せ、ミアから軽く話を聞いた結果、要点を纏めるとそのようなものであった。


あれだけそっくりなのに以前会った際にエルヴェナがカルアの身内だと気付かなかったのか。その時に一言言ってくれていればこんなことには――いや、それは百歩譲るにしてもあの状況でも事情が理解できていなかったのか。


ミアを含め四人の隊員から呆れるような責めるような視線を受けたクリシェは、1も2も3も知らないクリシェが分かるわけがないと反論したものの、とはいえクリシェと同じくそれを知らなかったバグ、ケルス、アドルの三人ですらあの場のやりとりで察した様子であった。

明らかにクリシェの察しの悪さが問題であると状況が示しており、味方はいない。


クリシェの理解力のなさが酷すぎると言わんばかりの雰囲気にクリシェははなはだ不満であったが、それはともかく。


ミアとミアの話を聞いた他の三人から同様に、エルヴェナをなんとかしてやれないか、とは言われている。

クリシェもその理屈は理解出来ているのだが、天秤が未だ頭の中で揺れていた。


あくまでクリシェの第一はベリーであり、セレネであり、クレシェンタである。

その不利益になることをクリシェはよしとしない。

金銭とは明確な損得を発生させる概念であり、クリシュタンドのお金を使うということはつまるところ、ベリーやセレネやクレシェンタにとっての不利益である。

個人的にカルアは好きで、エルヴェナもほんの少しの付き合いではあるがクリシェの好む人物であった。

その金がクリシェ個人だけのものであれば二つ返事で了承してやれるのだが、『クリシュタンドの大切なお金』であるというところに問題がある。


だからこそ悩ましい。

短刀の先端で贅肉を弄びつつ、クリシェは悲鳴を聞きながら考え込む。


思い浮かべるのは、泣いていたカルア。

ミアならばともかく、カルアが泣くのはよほどのことのように思えた。

何やら、気分も落ち着かなくなってしまう。


ここは整理しておくべきだ、と肉を削ぐ。悲鳴が上がる。

しゃがみ込むと切り離された肉片にクリシェ、ベリー、セレネ、クレシェンタなどという名前をつけていく。


クリシェは当然ながら、お金を出してあげたいとは考えていた。

同じ状況に直面したとして、ベリーはその時どう思うだろうか、と。


ベリーならきっと助けてあげたいと言うだろう。

ベリーは似たような状況で、ボーガンに助けられた。そうしてクリシェと出会えたから、辛い記憶があっても幸せなのだと言っていたのだ。そういう巡り合わせだったのだと。

――巡り合わせ。

ベリーならばきっと助けようとするだろう、と、想像のベリーと考えが一致したことにクリシェは微笑んだ。


セレネはどうだろうか。

ボーガンを誰より尊敬するセレネであれば、利益と不利益を考えつつも、そこそこ優秀な自分の部下が困っているなら助けようとするのではないだろうか。

セレネはなんだかんだで、やっぱりすごく優しいのだ。


クレシェンタはお馬鹿で適当、優しさがなくてすぐ人を殺そうとする悪い子――であるが、利益不利益についてはちゃんと考える。

金を払った以上に、その分働いてもらえばいいんじゃないかしら、などと――


「ああ、それもそうですね」


うんうんと頷き、クレシェンタは偉い子です、などとクレシェンタと名付けた肉塊を短剣の腹でぽんぽんと叩いた。

『クレシェンタ』はぷるぷると喜ぶように震え、クリシェは微笑む。


見ていたダグリスは困惑を露わに、立会人エルゼーは胃の中を空にしながら、肉片と対話するクリシェの狂気に満ちた微笑を怯えた目で見つめていた。


当然クリシェはその視線に気付くことなく、ただベリーの言葉を思い返す。


『ロランド様を恨んでおります。でもそのおかげで、ねえさまはご当主様と巡り会って、お嬢さまと巡り会い、そしてクリシェ様と巡り会った。だから今はとても幸せで、もし過去に戻って違う今が選べたとしても、やはりわたしは……こうしてクリシェ様と巡り会えるこの今を願うでしょう』


――巡り合わせ。

王宮から捨てられて、村では両親を殺されて、色々な事があって、けれど今があり。

ベリーと出会ったのは偶然だ。


『もしクリシェ様がわたしを気遣ってくださるというのなら……わたしと出会えたことが、クリシェ様にとっても、良い巡り合わせであったと思ってもらえるならば、そうやって……』


カルアと出会ったのだって偶然で、エルヴェナと出会ったのも偶然で。


『わたしと……これからもそうやって、ずっと一緒にいて頂けたらと思います』


偶然、偶然。

けれど良い巡り合わせだと思ったから、クリシェはずっとベリーといるのだ。

ベリーもそんな風に思ってくれるから、クリシェと一緒にいてくれる。


『……ベリーが言った色んなクリシェの中でも、クリシェが望むクリシェは、ちゃんとベリーの愛情に愛情をお返しできるクリシェでありたいです』


胸がきゅう、となるような、そんな不思議な感覚。

それが愛情かどうかも、自分が幸せなのかどうかも分からない。

でも、それがクリシェにとっての幸せだってもう決めていて――だから偶然の巡り合わせがずっと続いて、これからもずっと幸せなのだ。


カルアと出会ったのだって偶然で、けれどクリシェは良い巡り合わせだと思ってる。

エルヴェナだってそうだと思う。

二人だってそう思ってくれるのかも知れない。

ならやっぱり、そういう巡り合わせは大切にしなきゃいけないのだ。


たまたまカルアと出会って、それが良い巡り合わせで。

そしてエルヴェナを助ける力が偶然、クリシェにはあるのだから。


「えへへ、そういうことにしておきましょう」


立ち上がるとうんうんと頷き、涙と鼻水を垂らし、激痛に身悶えするロランドを見た。

体の皮と肉が削がれ、剥き出しになった筋繊維があちこちから露出していた。


「あれ、気付かない間に随分と痩せさせちゃいましたね。でも考えようによっては悪くないですよ、太りすぎは健康に良くないですし」

「……クリシェ様、あまりやり過ぎると死んじまいますが……」

「大丈夫ですよ。……さて、クリシェの考えごとは終わりました。手早く終わらせたいですから、聞かれたことには素直に答えてくださいね。明日の処刑までは生きていてもらわないとクリシェも困りますから頑張ってください。ダグリス、尋問を始めましょうか」

「ようやくですか……とはいえ、俺のやることもなさそうですが」


ダグリスが近づいて猿ぐつわを取ると、気を失いかけたロランドの頬を叩く。

肉を裂く部位を選んでいるのだろう。出血は見た目ほど酷くはない。

放っておけば失血死するだろうが、それでもしばらくは持つ。

熟練の拷問屋顔負けの技だった。


殺して、殺してくれとうわごとのようにロランドは告げ、ダグリスは笑う。


「俺とこのお嬢さまの質問に素直に答えりゃ休ませてやるさ。エルゼー法務官、立会人としてよろしく頼むよ」

「わ、わかっている……」


老人、エルゼーの声は上擦っていた。

迷っていた問題の答えが出たことに満足げなクリシェの眼前――ロランドの地獄は始まったばかりであった。

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