第23話 ゲームと人間心理
今年の6月から、義兄のニンテンドースイッチを借りているんです。それで、ゲームにブランクのあった俺は、数年ぶりに、一日1時間のゲームプレイ生活を再開したわけですが。
特に、思うところとしては、あまりに最近のゲームの動向って言うのは、変身願望やアバター展望が多いですよね。
9月になって半ばも過ぎた21日に、ソニックフロンティアというソニック初のオープンワールドのゲームを買いましたが、それを購入までのに、カービィやソニック、メタルギアにアストラルチェイン、ベヨネッタなど、様々なゲームを予習していたのですが、それを色々調べててそう思ったんですよ。
変身願望について
カービィやマリオ、などのゲームに見られる、能力キャプチャー機能のあるゲームにみられる、攻撃アビリティ拡大。
現実世界に対する、思い通りに行かないことに、ゲーム世界という別次元によって、代理的に自身の成長を大幅に感じられる。
カービィは、もともとコピー能力があったが、これまでのそれに加えて、ほおばりによる能力拡大によって、グライダーのように飛んだり、階段のようになったり、活動域が増えた。ただ敵を倒すのだけでなく、謎を解いたり、秘密を解き明かしたりして、自身の現実世界における不具合を直したような気になれる、そういう代理的効果が期待できる。
マリオのゲームにおいては、もともとは踏んでクリボーを倒したり、ノコノコを甲羅にしたりして攻撃していたが、近年はゾウに変身したり、帽子がいろいろな能力を持っていて沢山飛翔できたり、様々している。それも、代理的な成長感を味わえる。
アバター展望について
オープンワールドのゲームについていうと、今最も濃厚なゲーム体験ができるジャンルと思っていて、その世界にアバターとして自身が入り込むことによって、自分はその世界の使命を帯び、その世界で様々な相手を倒して世界に貢献できる。
モンハンなどはその走りだろう。ゼルダの伝説ティアキンやブレワイに、ソニックフロンティア、がそうで、近日は、ポケモンなどもRPGからその気に移行しつつある傾向があると予想される。
このゲームの世界では、現実世界の自身の努力義務からいったん離れて、新たなる課題を提供してもらえるうえに、やるかやらないかを、検討できる。
ゲームにおいては、大抵ゴールが義務付けられており、半ば強引に先へ進めさせられるものが多いが、オープンワールドは、それに選択の自由がある。だからこそ、現実世界で、否応なしに自分の変化が求められる時に混乱を招いたときなんかにもってこいだ。
以上のことから、現代人には、今の時代にあったゲームが必要な生活環境にさらされているということが説明できる。
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