第20話 結局のところ発達障害とは?
発達障害とは、近年また言われることが少なくはなってきつつありますが、2020年頃は非常に多く聞かれた言葉で、猛烈に広まって様々な人が認知しました。
今の20代から30代は、「ゆとり世代」や「さとり世代」と言われますが、その世代が生まれたときに流行った音楽というのは、『世界に一つだけの花』だったり、【ズトマヨ(ずっと真夜中でいいのに。)】【ヨルシカ】【YOASOBI】に代表される夜行性音楽が一般的で、どんどん「俺は俺でいいんだ。」と認めるスタイルに変わっていっています。
昭和時代はどうかというと、「負けないこと逃げださないこと」とか「24時間戦えますか」とか「負けないでもう少し」とか歌詞やCMの文句にあるように、勝ち負け・タフさが問われた時代でした。
そんな時代を生きてきたオジサン&オバサンと、ゆとりーまん&さとりーまんが、職場では一堂に会しますが、そりゃわかりあえません。
年長世代は「仕事できて当たり前。」「できなければ恐怖によって教育する。」という世代。そして若手世代は「働くだけで偉い。」「生きているだけで〇。」みたいな感じ。
するてえと、若手と年長には世代齟齬が生じ、認知のズレが起こります。
「お前なんでこんなこともでけへんねん。」僕もよく前職の現場で言われました。今は現代っ子に優しい優良企業の職場に勤めているので言われませんが、小さい会社は、若手に厳しいです。
「彼は病んでいるのでわからないんです。」とかも言われました。それって、なんだろう。もう、差別というか、スティグマじゃない?(社会的スティグマ(しゃかいてきスティグマ、social stigma)とは、一般と異なるとされることから差別や偏見の対象として使われる属性、及びにそれに伴う負のイメージのことを指す。【引用:Wikipedia】)
そういう差別や偏見を受けてきた人たちは、「俺って、おかしいんちゃうかな。」と思います。すると、ちょうどいい言葉を見つけるんですよね。
それが、「発達障害」です。
だって、自分をおかしい人間だと思ったときに、定義する言葉が欲しいじゃないですか。まるで、よすががない人間に、スローガンをくれるみたいな光ですよ。
そして彼ら彼女らは、「自分は発達障害だ!」とする岸にたどり着き、そこで存分に主張します。「私は発達障害なんで、できません。」「僕は、発達障害なので、やりません。」いやいや。ただ、ちょっと仕事できなかっただけやん。
もちろん、本当に発達障害の人はいます。天才と言われる部類の人たちです。それは、否定しません。しかし、少し他と違うなと感じたそこのあなた。ちょっと疑ってみて。僕みたいに、間違えて自分のことを発達障害だと思い込んで、周りに迷惑をかけてしまう過去を持つ前に。
しかし、僕は発達障害だったのだろうか?今となっては、わからない。
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