公開ボタンを押すのが、こわい……

どうしたの?

手、震えてるよ?


そっか、怖いんだね。

この展開で、本当に良いのかって……


自分なりに、ベストを尽くして書いたけれど、


こんな展開、読者は望んでないんじゃないかって、不安になって。

怖くて怖くて、どうしようもないんだ。


そうだね……

ファンが増えれば増えるほど、いつかその期待を裏切るんじゃないかって、


ファンの期待や絶賛コメントが、逆にきみにとって、プレッシャーとして襲ってくるんだね。


もしかしたら、この1話が全読者を失望させて、

今まで積み上げたものを一気に失うんじゃないかって、

いつもいつも怖いんだ。


「テンプレすぎて、飽きられるかも知れない」

「唐突な展開に、ついて来れない読者がいるかもしれない」

「新キャラを、好きになって貰えないかもしれない」



そんなときはね、

信じようよ。


それは、きみが魂を込めて紡ぎ出した、最高の1話だよ。

きみが信じて、書いたんだ。

だから信じ続けよう。


きみが書いたんだ。

胸を張ろう。


この世にアンチのいない名作なんてない。

世界の全員に好かれなくてもいいんだ。


恋愛だって、同じでしょう?

最愛の人と結ばれるために、自分を曲げる必要なんて、

絶対ぜったいないんだから。


きみの想いを、思いっきり叫べ。

飾らなくていい、媚びなくていい。

ありのままでいいんだ。

飾らないほうが、きみは魅力的だから。


きみの全身全霊の一話は、最愛の人に必ず届く。

一人に届けば、二人に届く、

二人に届けば、三人に届く、

いつかきみの物語は、数えきれない多くの人の心を震わせるんだ。


さあ、勇気を出して、

広い世界に飛び出そう。


公開ボタンを押しちゃおう。

きみの物語を、みんなが待ってる。






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