国守護楽団 Brillante

［Bridge ー間奏ー］

登場人物紹介・用語解説／1st

＜登場人物紹介＞

◇工藤（くどう）和泉（いずみ）◇

本作主人公。18歳、春から社会人。国守護楽団・和泉国（現：大阪）首領の生まれ変わり。

檜皮色のひし形ミディアム、レイヤーヘア。

生まれも育ちも大阪だが、母親の意向で関西弁はあまり使わない。

（やや薄い関西弁はたまに出ることも）

やると決めたらとことん追求するタイプ。音楽をこよなく愛している。

和泉フィルハーモニー音楽団のコンサートミストレスであり、高精度の絶対音感の持ち主。

生まれ変わりであるが、記憶復活（アウフレーベント）の機能が働いておらず、前世の記憶はない。

担当楽器はヴァイオリン、変化武器は弓矢。

◇高杉（たかすぎ）日向（ひゅうが）◇

18歳、春から大学生。国守護楽団・日向国（現：宮崎）首領の生まれ変わり。

薄茶色のセンターからセパレートした、ナチュラルマッシュヘア。

宮崎県出身であるが、和泉と合流すべく大阪の大学を受け移住。

彼女が所属している楽団へ入団する。

クールで真面目だが、感情的になると周りが見えなくなる傾向にある。

担当楽器はチェロ、変化武器はロングソード。

前世の和泉とは深い関係にあったようだが……。

◇荒井（あらい）安芸（あき）◇

18歳、春から大学生。国守護楽団・安芸国（現：広島）首領の生まれ変わり。

黒色のショートボブ、一見すると女性のような中性的な顔をしている。

広島県出身であり、日向と合流して大阪でアジトとなるシェアハウスを借りる。

同じく和泉が所属する楽団に入団。彼も日向とは別の大学に入学を決めている。

明るく物腰の柔らかい性格で、メンバー１の冷静思考。

担当楽器はクラリネット、変化武器はレイピア（作中ではまだ未公開）。

現世の和泉に惹かれており、〝僕が君を守る〟宣言をしている。

◇和田（わだ）近江（おうみ）◇

18歳、春から社会人。国守護楽団・近江国（現：滋賀）首領の生まれ変わり。

紫がかった黒髪のウルフマッシュヘア。

滋賀県出身で、日向とは早い時期から繋がっていたが、個人的に近隣にいる但馬国（たじまこく）（現：兵庫）首領ともコンタクトを計っていた。

しかし同行を断られたため結局単身で和泉たちと合流し、日向たちのシェアハウスに住んでいる。

基本的に口数は少ないが、話すと悪態が多い。

担当楽器はファゴット（作中ではまだ未公開）、変化武器はサーベル。

和泉・日向・安芸・近江の四人は、前世ではかなり親交の深い仲であり、転生を決めた時に総長の和泉を除くメンバーでは、三人は自ら志願している。

※こちらで主要四人のイメージ画像を公開中です。

https://kakuyomu.jp/users/i_kira/news/16818093082634719528

＜用語解説＞

【Brillante（ブリッランテ）】

かつて日本各地に存在した国守護楽団（こくしゅごがくだん）の名称。

民間へ馴染むために表では音楽活動をしているが、本業は暗躍する犯罪者の取り締まりなどを行う戦闘集団である。

＜音楽用語：brillante／輝かしく　華やかに＞

【Mesto（メスト）】

ブリッランテと敵対する暗黒軍の名称。

音楽を消滅させ、人の心の闇を利用して犯罪行動を起こさせようと目論んでいる。

＜音楽用語：mesto／悲しげに　さびしげに＞

【記憶復活（アウフレーベント）の儀】

物心がついた頃に前世の記憶が戻るように施された儀式。

転生することになったメンバーは全員受けたが、何故か和泉にだけには適用されていなかった。

＜音楽用語：auflebend／再び生き生きと＞

【変化（ヴァリエ）】

楽器を武器に変化させる時の呪文。

＜音楽用語：varie'／変化をつけた＞

【復元（ダ・カーポ）】

武器から楽器に戻す場合の呪文。

＜音楽用語：da capo／頭から　最初からもう一度＞

※小説内では、英語はカタカナ表記にて執筆しております。

＜章タイトル解説＞

【stravagante（ストラヴァガンテ）】

第1曲タイトルに起用。音楽用語の意味は〝突飛な　無茶な　幻想的な〟

【affrettando（アッフレッタンド）】

第2曲タイトルに起用。音楽用語の意味は〝急いで　加速して　だんだん速く〟

【quartetto（カルテット）】

第3曲タイトルに起用。音楽用語の意味は〝四重奏〟

なお、作中に登場する楽曲の紹介リンク先を本作のあらすじにて掲載しております。よろしければどうぞご覧ください。