第22話 どこか遠くへ一人で旅したい

 『どこか遠くへ旅したい』そんな想いを抱く時、ありませんか?


 可愛いボクがいても、やっぱり一人でどこかにふらりと静かに時を過ごしてみたいな。昔のように一人で、ちょっとお出かけしたい。


 できれば京都に行きたい。電車に揺られて、ぼんやり窓の外の景色を眺めて京都駅に着く。大好きな鴨川を歩いて、亀石を渡るのも良い。清水の坂を登ってたくさんのお土産屋さんを横目にお寺に入る。


 夜になったら細い路地を覗いて、自分好みのお店を選んでお酒を呑んで美味しい料理を食べる。日本料理だろうがイタリアンだろうがモツ鍋だろうが、その時の気分。


 下鴨神社へ行って、ゆったり歩きながら散歩するのも良い。夏ならつめたい水に足を浸しても良い。現代美術館では、今、何を展示しているのかな?フェルメールの青い色が今も記憶に残っている。


 ゆったりとした音楽を聴きながら、昔の旅を懐かしく思い出していた。少し旅へ行った気分になれた。


 時間ができたら一人で行こうかな?それとも賑やかにボクも連れて行こうかな?


 旅にでたい。そんな気分の夜でした。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る