第23話レオ達との戦闘
ー前回のあらすじー
元気いっぱいの厨二病、朝貝栄一は今回の騒動の主犯であるブレインを始末したあと、レオ達の無事を確認するため現場に急行し、レオ達がワイバーンを倒したことに感動する。そして、そこで悪役ムーブをかますのだった......。
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(side.栄一)
「あ、あなたが僕たちにワイバーンをけしかけたんですか......?」
エマと話していると、やっと俺が黒幕(嘘)だと気づいたようでレオが声を震わせながら聞いてくる。うんうん!いい反応!
「そのとおりだよ、勇者少年。久しぶりだねぇ!」
俺がそう言うとレオも俺のことを思い出したようで、「あのときの....!!」と言ってこちらに剣を構え直した。エマも<勇者>という言葉に驚きながらも杖を構え直す。
「どうしてこんなことを......!」
怒りで震えながらレオが俺に聞いてきたので、なるべくマッド錬金術師っぽく答えてみる。
「簡単な話だよ。例の秘薬には勇者の力を持つ人間が必要でね、ワイバーンの頭をちょいと弄って君を襲わせたってわけだ!!」
「やられるとは思ってもいなかったがね。」っと言いながらワイバーンの死骸を足でつつく。うおっ!すげぇ硬えわ!どうやって倒したんだこれ?聞いてみるか。
「それはそうと、どのような方法でワイバーンを倒したのかな?」
「あんたなんかに言うわけ無いでしょ!<
普通に気になったので聞いてみたが、火の玉みたいなのを撃たれてしまった。
ただ仲良くお話したかっただけなのに....。ひどいわ!!プンプン!
「質問の途中で攻撃してくるとは......マナーがなっていませんよ?お嬢さん。」
とはいえ、BB弾ほどの速さだったので落ち着いて火の玉を掴み、握り潰す。
「なっ!私の魔法を掴んっ!」
「戦闘中のよそ見は感心しませんなぁ。」
魔法を消されたことに驚いているエマの前に移動し、拳を振り上げる。
そして、拳を振り下ろそうとした瞬間......
「グッ....!エマはアレクを連れて早く逃げて!」
レオが輝く剣で俺の腕を受け止めた。
あと、なにその光ってる剣?普通にかっこいいんだが。
「で、でもそれじゃあレオ君が.....!」
「大丈夫!後で必ず追いつくから........!」
......ほんとに大丈夫かそれ?三大死亡フラグだぞ?
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*あとがき*
読んでくださりありがとうございます!
「面白いッ!」「マッドサイエンティスト!」「先が気になる!」と感じた方はぜひレビューをください、励みになります!
そろそろ正月ですね、太らないように気をつけないと.........!
設定19ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
栄一ことエリクスの服装は
・黒のトレンチコートと黒ズボン、黒い中折れ帽、黒い靴、黒い仮面(トレント産)
などといった中二病まっしぐらな感じです。
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注意!!しばらく休みます
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