第23話 再生
品本はテレビがやられた事に気づき、目を向ける!
その時、ロッシュが稲妻を彼女の腹の部分へ振るった!
「⁉︎…」
品本は腹の部分を羊のように分厚い毛して、防御する!
「あなたに負けるわけにはいかないじゃないですか!!」
↑品本
「(くっ、毛が斬撃と亀裂を分散させて思うようにいかない!)」
↑ロッシュ
「キャビテーションバブル…」
品本の右腕が巨大なハサミに変化すると、そこから眩しい光と音が放たれた!
その直後、光が止むとロッシュの顔の半分は吹き飛んでいた。
品本が驚きのあまり、声に出す!
「今の攻撃を目の前で受けて尚、肉体の形を保っている⁉︎
この衝撃波は…太陽の表面に近い4400℃にも達するほどの威力なのに⁉︎」
「あなた、周囲の人々に被害が出るから、手加減したんですよね⁉︎心が優しいんですね。
私は始めからそうして ほしかったです」
顔半分を再生したロッシュは泣きながら、稲妻をハサミに向けて振る!
毛で防御できないため、当たれば一瞬で全身が崩壊するだろう。
「プラナリア!」
品本は稲妻によって切られた腕から、彼女自身の頭を生やし、亀裂を無理やり止めた!
「(⁉︎…あ、頭が!)」
↑ロッシュ
「(これで終わらす)」
↑品本
新しく生えてきた品本の頭の口から、サメやワニ、ライオンの頭が生えてきた!!
ロッシュの腕が先端のカバの頭に噛み千切られる!
「(腕が!)」
「さよなら」
カバの口内からアナコンダが生えて、ロッシュを飲み込んだ。
品本が笑う。
「……所詮、一般人でしたか」
ブシャブシャブシャブシャブシャブシャブシャブシャブシャブシャブシャブシャブシャブシャブシャブシャ!!
「⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」
突然アナコンダが爆散し、カバ、ライオン、ワニ、サメと次々と頭が崩壊していく!
「な、なぜ⁉︎⁉︎
もしや、カバが噛み千切った腕が稲妻に変化したのか⁉︎
あの稲妻や亀裂は奴の血肉や細胞からできている事はわかっている。
自身の細胞をわざとカバに食べさせて、体内で稲妻に変化させたのか…」
「そうですよ」
崩れ落ちていくサメを突き破って、ロッシュが飛び出てきた!
品本は走る亀裂を止めるため、体から腕や頭、足を生やして悪足掻きする!
「こ、このo」
「
ロッシュがそう呟いた直後、品本の体に青白いが、どこか赤く見える大きい稲妻が走った!
増やした品本の頭15個全てを突き抜け、心臓を破壊するッ。
ブシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
「うぐっっ⁉︎⁉︎」
「……ま、負けた…拡…」
吹っ飛んだ品本は、周りの血や動物たちと共に消滅していった。
ロッシュは品本が消滅したのを確認すると、家の中に入ってアントニオに叫んだ。
「アントニオ!!怪我無い⁉︎」
「うん、姉ちゃんは?」
↑アントニオ
「このくらい再生可能!それよりも…」
ロッシュは瓦礫の中から何かを取り出した。
「あった………」
↑ロッシュ
「そ、それは!!」
↑アントニオ
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