【野球選手side】野球の聖地
【野球選手side】
岐阜県は、世界で初めて野球が誕生したとされる場所であり、野球の聖地としても知られている。
なので、県内に存在するチームの大半は、世界トップクラスの実力を持つ、化け物集団で、世界中の野球選手達は、美濃リーグベースボール.........通称、MLBでプレイすることを夢見ているのだ。
僕も、そのうちの一人で
野球選手『うわぁ......』
MLBでプレイするために来日し、今現在、世界最古の球場の一つである、オロチ球場に来ている。
ちなみに、僕の所属するチームは、【須佐之男之海】という強豪チームだ。
野球関係者「どうですか?我が国最古の球場に訪れた気分は?」
野球選手『えぇ.....もう最高です!!』
野球関係者の言葉に対し、そう答える僕。
僕がそう言うのも無理はなく.....何せ、このスタジアムに行くこと自体が、子供の頃からの僕の夢だったのだから。
野球選手『ここで、大昔の人達が野球をプレイしてたんですね.......』
野球関係者「当時の資料によれば、時の戦国武将である、斎藤道三とその娘......桃姫が試合を観覧していたとのことらしいですよ」
野球選手『へぇ、そうなんですね』
......そういえば、美濃で野球が広まった要因の一つとして、斎藤道三の娘である桃姫が広めたのではないか?という説があったっけ?
それはともかく
野球選手『あぁ......早くプレイしたいなぁ..........』
僕の心の中では、野球をしたい欲で溢れていた。
野球関係者「フフッ。そう言っていただけるのなら、何よりです」
そんな僕の言葉を聞いた野球関係者は、ニコリと微笑むのだった。
野球ファン1「あ!!あの人ってアメリカのハワード選手じゃね!?」
野球ファン2「ほ、本当だ!!」
ちょうどその時、僕達の存在に気がついたのか..........野球ファンの人達が、僕の元に近づいてきた。
野球ファン1「あ、あの!!サインって.....大丈夫ですかね?」
野球選手『えぇ、大丈夫ですよ』
野球監督生「大丈夫だそうです」
野球ファン1「やった!!」
僕がそう言うと、ファンの人達は嬉しそうな顔をした後、僕にサイン用の色紙を手渡した。
僕は、その色紙にサインを書いて、ファンの人達に渡すと
「「ありがとうございます!!」」
まるで、サンタクロースからプレゼントを貰ったかのように、そう言って、その場から去っていったのだった。
野球選手『...........日本にも、僕のファンはいるんですね』
僕がそう呟くと、野球関係者の人は一瞬だけキョトンとした後
野球関係者「そりゃあ、ハワードさんはアメリカ野球界のスター選手ですから、日本にもファンがいて当然ですよ」
野球選手『..........ありがとうございます』
日本の人達のためにも、頑張らないと。
改めて、そう覚悟を決める僕なのだった。
☆☆☆
というわけで、今回は現代人sideでお届けしました〜!!
たまには、現代人の視点も入れないと面白くないからね(個人の意見です)
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