#将棋の日

夢美瑠瑠

(これは、2023年11月17日の「将棋の日」にアメブロに投稿したものです)



 将棋を覚えたのは、小学生くらいで、それ以来ずっと、普段に、不断に、指し続けています。

 高校では将棋クラブ所属で、毎日放課後に指していた。家に帰ると一人では指せないので詰将棋をしていました。


 将棋の才能は平凡らしくて、あまり強くならなかった。

 山口瞳という作家が、将棋好きで、「血涙十番勝負」とか言って、プロと駒落ちで真剣勝負する顛末記を出版したりしていて、面白いので愛読して、棋譜を並べたりした。


 棋譜ならべをすると、確かに強くなります。が、面倒なのでなかなか出来ず、一向に強くならない。

 棋譜ならべをしやすい、ナビゲートしてくれる将棋入門の本とかあれば、練習にちょうどいいのにと思う。将棋のソフトとかも買っていて、棋譜のついているのもありますが、やはり棋譜ならべは面倒になるので、サポートしてくれる機能があるといいと思う。

 局面が進んでいくうちに、適当に「次の一手」を当てるクイズとか付けたりして、並べるのが面白く作ってくれているような?そういうソフトがあれば強くなると思う。


 将棋と言えば、最近は藤井聡太という人が話題で、史上最強ではないか?そういう言われ方もしていると思う。

 調べているわけではないのですが、漏れ聞くところでは非常に詰将棋が強いらしい。で、「局面を広く使う」などという表現を見た。81マスの「宇宙」全体を広く深く把握して、縦横無尽に、フルに活用するとか、そういうなんだかちょっと凡人には真似できないような天賦の才の持ち主ならではの叡智というか、ギフトがあるのが感じられるのだという。


 よく「ーーー流」という言い方をして、中原誠は「自然流」、米長邦雄は「さわやか流」、「泥沼流」。内藤國雄は「自在流」、谷川浩司は「光速流」、とかいろいろあるらしいですが、最近はしないらしいです。


 将棋の格言もいろいろ知っています。「夢にまで見る二枚龍」、「歩のない将棋は負け将棋」、「銀は引く手に攻守あり」、「銀が泣いている」、「三桂あって詰まぬことなし」、「と金の遅早や」、「マムシのと金」、「遠見の角に好手あり」、「王より飛車をかわいがる」、…きりがないけども、どれも真理なのです。指しているときになんとなくこういう格言をつぶやいているというのはよくあります。


 SM作家の団鬼六も将棋愛好家で、将棋随筆のアンソロジーがあったりした。将棋というのはそういえば「いじめあい」ともいえる感じがある。女流の最強の里見香奈さんは、得意戦法が「中飛車」で、好物はウナギなのだという。


ここに、「去勢コンプレックス」とか、男子にいじめられて悔しい思いをしていたりすることの意趣返しというか、そういう深読みをしてしまうのは、ひねこびたオジンの悪弊の一つだろうか…w


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