第2話 11月23日(木・祝)

 5時半起床。昨夜ヤクルト1000を飲んで寝たからか目覚めはスッキリしていた。一昨日寝違えて傷めた背中はまだ痛い。7時まで原稿。

 実はこの半年プライベートでの極めて不愉快な事件に精神を振り回され、ろくに創作ができなかった。読書もあまりできず、せっかく得た自由時間は全て麻雀に費やしていた。麻雀はストレス解消にはならない。成績が良かった日は運が良かったと思うだけだし、悪かった日は全部自分が悪いと思ってしまう。それなりに検討とか反省もするけど、いまだに分かることより分からないことの方が圧倒的に多いし、あまり建設的な振り返りができない。打ってる時は心身総動員で「生きてる〜」って思うけど、終わると虚無。書くために打っていたはずなのに、何か糧になったかというと疑問ばかり。こんなんで私本当に麻雀の小説書けるのかなと毎日不安で押し潰されそう。でもやるしかない。


 起きるなり娘の機嫌が悪かった。いつものワガママに拍車がかかっている。

 家の回線が不調で夫のテレワークに支障が出ているらしく(私には何かたまにネット切れるな〜程度の認識しかない)、午後に業者が来る。掃除とかしようかなと思ったけど何から取り組んだらいいか頭が回らなくてイライラしてきたので全部夫に任せて夕方まで出掛けた。

 自転車屋に寄ってギアに油を差してもらった。月一で差した方がいいと言われたけど、3年前に買って以来一度も差してなくてヤバいなと思った。

 ドトールに行って原稿をやった。また筆が進まなくなってきたのでプロットを洗い出していたらそれも詰まってきたので、朝井リョウの「正欲」を読んだ。面白くて一気に読了。やっぱり小説はリーダビリティが正義だなと思う。とにかく読者にページを捲らせること。

 昨日のいい夫婦の日に特に何もやらなかったのでユウササゲでケーキを買おうとしたらショートケーキが売り切れてたのでコージーコーナーで買って帰宅。

 回線は無事直っていた。一方、娘の顔色が悪い。午後から熱が再び上がってきたらしい。ぶり返すのはインフルエンザあるあるだけど測ってみたら39度あって一気に不安になる。でもケーキは食べた。夜ご飯何か食べられるかと聞くとラーメンと言うので醤油ラーメンを作った。娘はソファーに寄りかかってないとしんどいようなので口元まで持って行って何口か食べさせた。小さい頃を思い出した。その後リレンザの吸引。うまくできないと大号泣し、大して吸えず、鼻水がずるずるに。鼻水取り器で吸って取る。疲弊。お風呂には入らずに寝た。寝る前に急に私の指輪を見て「ママ、前のダイヤの指輪に戻して!」とブチ切れてきたので意味不明だなと思ったけど、後からもしかしたらあれはせん妄で脳症の前兆なんじゃないかと思い「インフルエンザ脳症」で延々と検索して不安で押し潰されそうになり、でも娘は今のところ穏やかに寝ていて、考えすぎても仕方ないと、久しぶりに日記を書いてみた次第です。いつまで続くか分からないけど。

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