好奇心……
「今度は何をやらかした」
赤髪の男が現れた
「兄さん!」
沙織は救世主を見つけたかのような顔をし兄───八雲絲を呼んだ
「あぁ、てか伶於何処にいるか言っとけ」
「んで、何か言うことあんだろ」
「なぁ?」
「…………いと、いたい」
伶於は絲にアイアンクローをされている。
「ん?」
伶於が痛いと言うが手は緩めず、絲は見る人によっては威圧感のある笑みを浮かべた。
「……ごめんなさい」
「何に?」
「……何も言わずに消えて、心配かけてごめんなさい」
絲はようやく手を緩めた。
【うわっ、顔良】
【インテリヤクザかな?】
【ピアスばちばち空いてらー】
「おっと、すいません。」
「まだ自己紹介してませんでしたね。」
「俺は
「こいつが迷惑かけました。」
絲は伶於の頭を掴んで4Nの2人に頭を下げた
「?!いえいえ、こちらの方がお世話になっています」
「それに堅苦しくしないでください」
のんの言葉に同意するようにノラが頭を上下に動かした。
【素の言葉……なんかヤクザっぽくなりそう】
【いや不良だろ】
【ギューってしてください!】
【ノラとは別方面のイケメンだー】
【なんか今ヤバい奴いなかったか??】
「嗚呼、そうさせてもらおう」
そう言ってネクタイを緩め、第一ボタンを外した。
「兄さん……さすが称号で七つの大z」
言い切る前に、伶於に口を塞がれた。
「沙織、それは引かれちゃうよ」
頭をゆるゆると左右に揺らした。
「そうだった、レオのもあれだけど兄さんのは配信中で言っちゃダメだよね。」
4Nの2人は何のことかわからないが、絲はその顔に青筋をたてている。
【ペロッ!これは…まさか?!】
【↑の絶対何かわかってないだろ】
【称号…聞いたことあるけどそれって伝説級じゃなかったけ……】
【もしや、ゲームの話しかな】
「グギャァァァ!!」
「はぁ、うるせぇな」
「雑魚風情が」
「それな〜、可愛くもないくせに数だけは多いいのおかしくない?」
ババババッ、魔砲ガトリングで次々撃たれる
「
空中に剣が出現し、
「この量を、見ているだけだというのは…」
「ですです!」
短刀を構え、魔法陣が広がる。
───────ものの数分で
【これが本当のオーバーキル】
【4Nが初心者グループって嘘だろwwww】
【↑間違いなく初心者……だと思うが】
【誰もあの三人には突っ込まないのかい?……あぁ、お空綺麗】
【私なんにもみてないよ】
【何でゴブリンがこんなにいるのかなぁ!??】
【ギルド職員:仕事が増える(白目)】
【↑ガンバレ】
【さすが別名最弱魔王の住む村の最弱ダンジョン】
【そんな別名初めて聞いたぞ】
【今作ったからな!】
【いやぁ、みんな目を逸らさしちゃだめでしょ(目逸らし)】
【お前もだ】
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