第2話 英雄を裁け

銃弾の雨を降らせて

爆発を舞い落ちる雪のように落とす

勲章を貰った英雄は 大統領の手を握らなかった

誰も戦争を裁けない だから英雄を裁けない

英雄を裁け 誰かがやらないと 自らを裁くぞ



英雄はその場で聞いてないのに 毎晩 子供たちの呻き声が聞こえた

英雄は見てもないのに その目に何度も焼けた顔の子供が映った


早く英雄を裁け 俺がやってやる

英雄を裁け 早くしないと

早くしないと

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る